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藤乃さんのブログと、性風俗としてのストリップについて [ストリップの過去や読んだもの]

http://alleycat93.blog.fc2.com/
藤乃さんという方のブログを読みました。
90年代後半、AVからストリップへ、
4年強、ストリッパーとして活動されて、今もダンサーらしい。

その経験を、2001年に書いたブログで、
生々しいことを、客観的に書いてくれていて、
すごく貴重です。


AV出身だとちやほやされて最初はいいけど、
芸がないとやはりダメ、
トリをもらっても、トリの一個前にすごく上手い人がいて、
その人のファンが一斉に帰ってしまう、なんてことが(怖い!)。
それで目覚めて、芸を極めていく。

この方が極めていたものは、
愛にあふれる踊りとかではなく、
とにかくエロいものだそうです。

…そういうのは、自分が今まで観た数少ない中で、ほとんどなかった気がする。
性の高揚感はあるけど、エロ! とか、濡れ場! っぽい雰囲気はあまりないような。
(でも、たなかときみさんの漫画(後日感想を書きます)によると、現存しているっぽい。)


そしてとても貴重なのが、
ストリップで提供されるサービスがいろいろだった、とわかること。

指を入れるとか!
それも、第一関節を締めますよー、とかやるらしい。
すごい芸だ。
ファイヤーヨーコさん的な。でも指入れるのね……。

たなかときみさんが書いていたタッチショーの人は、
話術もすごいらしい。

そう考えると、まな板(本番)ショーというのも、
極めたりすることができるものだったんだろうか。
ちょっと考えにくく、心がふさいでしまうけど、
芸として成り立つものだったのかな。


で、ひどい話として、
踊りを踊るはずなのに、お客さんはそうではないものを求めていて、
羽交い絞めにされて無理やり指を入れられたという話。
劇場側も止めないという話。
ありえないありえないありえないありえ…

いやそれ、暴力でしょ!

それほど、提供するサービスがいろいろであった、ということなんだろうけども。


もともと裸をチラ見せするだけだったものが、
踊りを極める方面と、性風俗方面に分化し、
今は、前者がさらにダンス公演のようになり、後者は廃れつつある、
という認識で良いのだろうか?

…と、安易な図解にしたくなりがちだけど、
多分、本当のところはもっともっと複雑なんだろう。
同人誌『イルミナ』の黄金劇場の記事(これまた後日感想を書きます)を読むとそう思う。
藤乃さんのブログはそうした複雑さを垣間見せてくれた。



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星愛美さんを観にシアター上野へ [ストリップ観劇]

2月7日の、テレビの「ザ・ノンフィクション」で
最高齢(54歳!)ストリッパーとして紹介されていた星愛美さん。
壮絶な半生と、真摯なお人柄、そして支えるファンの「星組」の人たちとの心の交流。
それだけでも心打たれたのですが、
ファンの方たちが「踊りがすごい」と連呼するので、
これは観なければ(最高齢だからいつ観られなくなるかわからないし)、
と、シアター上野へ。
(やっとリアルタイムに追いつきました、このブログ…)


横浜ロック座より小さい!! しかも地下なのでまさにアングラ。
ちなみに、入り口に灰皿はあるけど、地下なので流れてきません。

背景に鏡があるのが特徴。
カーテンでしめてるときもあるけど、効果的に使えます。
踊ってる後ろ側が観られるなんて、おいしい。


愛美さんの踊りは、すごい集中力でした!
表情も動きも、一瞬たりとも流すところがなくて、
こちらも真剣勝負で観ざるを得ない。
すごく良い踊りを観てるときって、時間よ止まれ! と思うじゃないですか。
あれですよ、あれ。一瞬も見逃したくない。

和服で、女将さんのような、いや、極妻なのか、
片袖脱ぐようなしぐさもあり、
うっとり顔と、はったり顔とで物語が伝わってきます。
演歌っぽい選曲も好みでした。(そう、ほぼ同世代…)

あと、曲数が多かった気がする。
羽根だけ腕にかけた(それこそレビューっぽい)セクシーな場面、
また別の和服の場面…。
まだ見られるんだ、次の曲もあるんだ、とうれしかったです。

テレビを見ていなかったとしても、
なんだこの人は!! と思ったと思う。
でもやはり、これまでの人生、今の年齢、身体のこと、
いろいろあるからこそ、一回一回を集中して踊ってくださるんだと思う。

ここで課金したら1日でも長く踊ってくれるだろうか、と思い(たった500円で何を…)、
勇気を出して、写真撮影の列に!
私のはじめてのポラ、じゃなくてデジ参加ですー!
(そう、デジカメ撮影なんですね。
その場ではもらえないので、あとの回や後日受け取りになるとのこと。
近くのお兄さんに教えてもらいました)

テレビ観て来ました! とお話しました。
うひゃー。
すっっごくかわいらしくて、やさしい方でした。
「星組」で支えるみなさんの気持ちがわかります。

やっぱりストリップって、すごい。



あと気になったのは虹歩さん。
すごく上手! 最初はヒップホップ系で、お、この動きはいいぞ、と。
顔もスタイルも好みだし、
誰かがネットで、銀座のクラブにいそうと言ってたけど、
アイドルみたいにかわいくて、
適度に愛想がよく、受け流しもして、最終的にはすごく優しい、そんな感じ?
適度に胸があって、でも細くて、そしてダンスがめちゃウマ。


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浅草ロック座 FLASH 1st season [ストリップ観劇]

2月前半の演目を観に行きました。

浅草ロック座を最初に観たのはミュージカル特集
2回目は部分的にだったので、
よくわかっていなかったのですが、
ちゃんと一つの公演として成り立ってるんですね。

7つの場面の順番に緩急がついていて、
全体として、春らしい前向きなテーマになっている。
構成や演出、選曲が、すごく良かったです。

そうそう、群舞が前よりうまかった気が。
というか、群舞の意味があった。
振り付けが良かったんだろか。

あとうれしいのは、舞台写真が買えること。
舞台での表情、衣装、覚えておくために、ほしかったのです。
もちろん、桜庭うれあさんのを購入。
はじめての写真だー。

うれあさんは最初の出番。
2006年星組公演で通ったあの曲で、のりのりで、
踊り子さんとバックダンサーさん、ほぼ全員で、
ピンクのレビューぽい衣装で踊りまくります。
たのすぃ~。
ソロは渋谷系の曲で、軽快だけど楽しくうっとり。

そうか、性的興奮を表現する決めポーズは、
歌い上げ系じゃない音楽でもアリなんだ。
湧き上がる欲望なんだから、こういう曲でもありなんだ。


ゆきなさん、芸能人の謝罪会見を模した演目がすごく面白い。
この方、体幹がすごくて、
ファニーフェイスに色白で色っぽい体なのに、
きびきびと踊るのが気持ち良い。

藤咲茉莉花さんの、照明がついたり消えたりする場面も面白かった。
海の中なのかな? 幻想的。

矢沢ようこさんはハードボイルド系。
「野良猫ロック」みたいなファッションで、
ピストルを持っておどります。
似合うー。

んで、これまた決めポーズが、
まるで、ピストルを撃つような、攻撃的な感じで、
それが気持ちいいんですよ。
こういう表現もあるんだ…!!

決めポーズの表現の多様性に、今回もまた出会いました。


そして、この日はさらなる驚きの出会いが!
え、この人がここにいるとは! と度肝を抜かれつつ、
すごーく納得。
私の好きなものはやはり共通しているんだなあ。


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2020年12月のサヴァビアンショー [キャバレーつながり]

また銀座タクトです。
小さいから近いのよねー。
それで、目の前でゆずなさんが!

ジャスミンさんとゆずなさんの白い衣装での組み合わせは、
昨年7月の公演を思い出して、うっとり。

紫サテンのシャツで男役のナンバーも良かった。
サヴァビアンで、田中涼子さん、ゆずなさん、ジャスミンさんがスーツで踊るのは、
どれも好きです。
というか、田中りょんりょんさんのパワーは
スーツの踊りのとき一番、私好みになる、
(あくまでも私の好み)。

セクシーな衣装で羽根もってゆらゆら、は今回は、
ベテランの佐藤七代さんでした。
ヅカファン的には、シビさんに似てると思うのよね。
これまたすごい、したたる色気…。
いいもの見せていただきました。

ゆずなさんが毛皮着た豪華な奥様みたいな役の場面があって、
これが、もう、ストリップなんですよ。
毛皮脱いだら、セクシーな下着なの。
うひょーーー。

ゆずなさん、黒井ひとみさんと同じイベントに出演されてるし、
コッペリアサーカスさんもストリップの方のお衣装作ってるみたいだし、
なんか、いろんなつながりがあるらしい。
全体像がわからない、
でもちょっとしたポイントポイントを見ているんだろう、自分は。

そうそう、リボンさんがいたんですよ。
紙吹雪も散らしてた。
どうしたら横からあんなふうにきれいに散らせるんだろう?

つながってる関係だと、
サヴァビアンのHPで過去の公演をさかのぼると、
ケロさん(汐美真帆さん)出てんじゃん!!!
ちょっとー、ケロさん好きだったんだけどー。
宝塚出身者だと、福麻むつみさん、華宮あいりちゃんが出てますねえ。
ゆずなさんは2016年から、ジャスミンさんは白いばら終わってからか…。
雅麗華さんて、伝説のストリップの方よね?
今振り付けされているという…。
その方も出演されていたのかー。
やっぱりつながってるー。


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はじめての池袋ミカド劇場 生命力の萌芽 [ストリップ観劇]

ネットで読んだ黒井ひとみさんの記事がとても良かったので、
2020年12月中旬、はじめて、ロック座系列以外の劇場へ。

歓楽街のはじまりにあるので、川崎ロック座よりも、むしろ入りやすいかも。
入り口に灰皿があるけど、この日は吸う人がいなくて大丈夫でした。

中はすごく狭くて、というか横長で、
本舞台も狭くて、その上についてる飾りが、
まるで旅館の宴会場!
それだけアットホーム。

写真撮影の際のこれこれは禁止です、とアナウンスが流れるんだけど、
いや、みんなしてやってますが…、という謎な展開。
その中で、唯一、アナウンス通り誰もしていなかったのが「パンツ持参」。
え? え? パンツ持参??

そうそう、おひねりを渡してました。
ロック座系列では見たことなかった。

お目当ての黒井ひとみさん、
まるでお芝居でした!

周年記念の作品だそうで、なんとチンドン屋の恰好で客席から登場。
盛り上がって盛り上がって、
突然の悲しい事件…
本当にお芝居仕立てで、面白い! 
テンポもよく、次どうなるんだろう、と引き込まれます。

悲しい情景では、それこそ自分で自分を慰める的な表現があり、
お、これは昔ながらのストリップの表現だろうか? と思いつつ、
前向きなエンディングに向けた振りでは、
例の足をあげる決めポーズが次々繰り出されるのです。

あ、そうなんだ、
あの決めポーズっていうのは、性的な興奮を表現するだけではないんだ!
前向きな、生きる力みたいなものなんだ!

性的な何かももちろん生命なんだけど、
本当に生命力の「萌芽」の象徴として使われていて、目からうろこでした。

オープンショーでは客席一人一人の目を見てくれて、
いや、これ、局部のオープンではなく、心のオープンショーなんですね。

スターさんで、客席一人一人に「愛」を飛ばして、
劇場を「愛」でいっぱいにしてくれる人がいるけど、
黒井さんには、そういう器の大きさを感じました。


そして、金魚さん。
この方、コンテンポラリーダンスの大会に出たら優勝するんじゃないか、
いや、むしろ、白塗りの暗黒舞踏集団にいたでしょ? というタイプの踊り。
なぜこの小さなストリップ小屋で、
私はこんなすごいコンテンポラリーを見ているんだろうか…。

葉っぱをつけた踊りから、枯れ葉になり、
白い布をかぶって、つまり雪に埋もれて…という四季を描いた作品。
この衣装もすごく凝ってるし、自然に切り替わるんです。

で、白い布から、ぱっとピンク色の花びらになるの!
そこでも決めポーズが繰り出されるの!
ああ、やっぱりここでも生命力の「萌芽」としての表現なんだ!

ほんと、ストリップ、奥深すぎます。


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2020年12月上旬の横浜ロック座 [ストリップ観劇]

もはや単なる観劇メモと化してますが…。

12月上旬の横浜ロック座、
桜庭うれあさんが出るのでいそいそと出かけました。

うれあさんの演目は、2巡、見ました。
どちらも洋もので、
1つめは、それこそブロードウェイのショーのイメージの、
シルクハットに、ジャケット(でもノースリーブ)に、生足、というやつ。
ジャケットが青で、きれいなラインストーンがついてて、
本当にセンスが良いです。
脱いだあとの下着もとてもおしゃれ。

手にはポンポンのついた棒を持っていて、それで誘うように踊るのが、
西洋でのストリップ的なものの王道はきっとこんなんなんじゃないかな?と
思いました。(←何も知らないのに…苦笑)

2つめは12月ということでクリスマスネタ。
最初はなんと太ったサンタさんの扮装。
たくさんのプレゼントの中にある人形が、ピノキオみたいに生き出す、
というストーリー。
いろいろなプレゼントに喜ぶ人形さんの表情がとても良かった。

本当にセンスが良くて、踊りもうまくて、
(顔やスタイルは本来の私の好みでは全然ないんだけど)
この人が出演する舞台は欠かさず観たい、と思いました。
コロナがなければ遠征もしたいぐらいです。


気になったのは、安田志穂さん。
この方、70年代アングラ演劇とかに、
ストリッパー役で出ていたのでは? 
というぐらいの、不思議なアングラ感。

いや、めっちゃ清楚で上品なお嬢さんなんですよ。
なのに、というか、それだからこそ、不思議な色気がある。
摩訶不思議なアングラの世界にいるのが見えるー。


矢沢ようこさん、今回は和物でした。
最後、襦袢を全部は脱がなかった!
それでも全然成立してた!
そういうのもありなんだー。
最後は必ず全裸になって、局部を見せるお作法なのだと思いこんでいたけど、
ストリップはなんでもありなんだなあ。
(わけあって見せない、とかいうわけではなく、
その証拠に、オープンショーでは見せてました。)

そして、周年(アニバーサリー)ということで、
グッズを客席に投げていて、おこぼれに預かりました。うれしい!

しかしこのグッズ、ファンの方が作るわけですよね。
ポラロイド写真に貼るシールとかも。
宝塚と一緒ですね。(すぐそれ)

ようこさんと同じ曲を使っている踊り子さんがいました。
同じ曲やっていいんだ、と驚き。
むしろ、周年だからリスペクトってことなのかな?

2/21追記:
大事な方を書き忘れていました。
はじめてストリップを観たときから、上手い! と思っていた、
空まことさん。
この日も和もので、なんと袴。女性剣士って感じかな?
和傘を使っていて、難易度高そうなのに、とてもキレが良くて、ほれぼれしました。


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初めての東洋館 2020年11月のサヴァビアンショー [キャバレーつながり]

で、東洋館ですよ。

浅草六区にある浅草演芸場、テレビで中継?録画?やってますよね。

あの建物の4階にある小さなホール。
舞台も客席もちょっと曲線になっていて、かわいいの。

もともとストリップ劇場で、
そのあいまに「軽演劇」をやっていた、
ビートたけしとかが出身である、というのは、
芸能の歴史の本なんかで必ず読む記述だけど、
そもそもこの「軽演劇」っつーのがどういうものか、ピンと来ないよね。
今で言う「コント」のようなもの??
にしても、ストリップとコント、そんな形態の娯楽があったんだ、
と驚きしかない。
ストリップ自体が、今のような「求道!」みたいなものではなく、
もっと明るい笑いの中でやっていたのかなあ??

劇場の変遷はいろいろ複雑っぽい⇒公式サイト

まさに今そこにいるわけです、私。

で、観るのはサヴァビアンショー。

今回はジャスミンさんは出演されてなくて、ゆずなさんはご出演。

1幕目は日本物のショー。戦国時代。
ゆずなさんは柴田勝家役だという。
なのになのに金髪で、衣装は花柄振袖なのよー。
髪をゆわく紐は真っ赤。なんじゃそら!
なのになのに、めっちゃかっこいい…。

2幕目の洋もののショーでは、黒い羽根しょってうろうろゆらゆらするだけの、
いわゆるレビューのスターさんぽい場面もありました。
黄泉の帝王の居城という感じでした。

あと、早崎志穂さんという方が、
よくフランスのレビューのイメージにある、
ほぼ裸なんだけど、キラキラしたやつで一応隠れてる、ぐらいの衣装(なんだそりゃ)
に、羽根のショールを両腕にかけて、
ひたすらゆらゆらするような場面があって、
恥じらいの表情がとても美しく、エロかったです。

こういう「色気」の伝統芸が、本当に好きです。

ストリップにゆかりのある劇場で、レビューを観る。
レビューはもともと、(少女歌劇では脱色されたけど)セクシーなものだった。
うーん、やっぱり、つながってる。

2/21追記:
東洋館の前身であるストリップ劇場フランス座の70周年イベントが
4年前にあったそうです。
http://asakusanews.com/erudition/363
なんと、サヴァビアンの構成・演出をしている、中島洋子さんがご登壇!
ビートたけしと同時期にフランス座に出ていた、とな…!!




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映画「彼女は夢で踊る」 [そのほか]

(ネタバレします)

今の時代のストリップの良いところを余すところなく描いていて、
しかもすごくロマンチックな映画なので、
役者さん目当てとか、単に恋愛映画を見に来たという人は、
絶対、ストリップを見に行きたくなるはず。
というか、ストリップの宣伝にちょうどいいのでは。

好きで好きでたまらない踊り子さん、
いつか帰ってきてくれるんじゃないかとずっと待ってた、
劇場主=社長にまでなって。
閉館公演に出演するためにあらわれたそっくりさんは、その娘?

…ではなくて、幻だったんだけど、
むしろ、自分のストリップへの愛、劇場への愛の権化だった、というオチ、
すごく良い。わかる。

出だしのほうで、閉館についての取材で、
ストリップへの思いを聞かれても、ちゃんと答えない社長。
(現場の人はそういう人が多いのかもしれない)
でもそれに対する答えが、映画全体で描かれているという構成なわけだ。

ヒロイン役の人はストリップの人じゃないのにけっこううまかった。
矢沢よう子さん、お芝居もうまいのねー。
演技のほうでもやっていきたいらしい。可能だ。
でもやっぱり踊りが素晴らしいのよ。

終わっていく文化、というテーマがすごく全面に押し出されていて、
それはちょっと悲しかった。
(途中までは、ストリップというよりは、職場の労働組合と重ねて見ていた。
1970年代はほぼ全員入ってたのに、今は入る人が少なくて財政難。。。)
もちろんつぶれる劇場が多くて斜陽産業なのは確かだけど、私はまだまだ観たいよ。

でも、最後の最後で覆って、まだまだ終わらせないぞ! になって良かったー。

「泣きながら観てる人っているじゃない?」
って話。本当にわかる。

それで気付いたんだけど、「肯定」なんだろうな、ストリップの魅力は。
自分の性欲の肯定、自分の肉体の肯定。


ちょっと気になるのは、社長とよう子さんがやっちゃうとこだ。
えー、踊り子さんに手つけないって言ってたじゃん。
…ひょっとしてこれからおつきあいするのかな?
といぶかしがってたら、
よう子さんが登場したら幻が登場しなくなっている、という指摘を発見。
そうか、そういうことなのか。


以下完全に余談。

もっと気になるのは、時代設定が変なんじゃないかということだ。
社長の年齢はどう考えても60歳代前半。
しかし、社長の若い頃の髪型は、どう見ても今風で、
強いて言えば1960年代後半、ビートルズのマッシュルームカット。
そこに登場する踊り子サラはヒッピースタイルで、1970年代ファッション。
(不思議ちゃんは1970年代はヒッピーで今はゴスロリなのが面白い。)

まあ、広島は田舎で、流行が遅かったということにして、
若いときの時代設定は1970年としよう。
とすると、1970年の社長は10歳代前半だよ?? おかしい。
そのときの上司である前の支配人は、当時、どう見ても50歳代以上。
なのに現在、白髪で登場する。杖はついているものの、今生きてたら100歳だよ!

若いときの社長のスーツとかも完全に今風で、
ここは当時のスーツとか古着屋で買ってこようよ、と。
『この世界の片隅に』ほどの時代考証はもちろん求めないけども、
古着好きとしては気になる。

まあ、この映画における「現在」が2000年であれば、辻褄は合うんだけども。
そうすると、実際の広島第一劇場の時系列とは合わなくなるんだよね。

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女性ならではの心配? 2020年11月浅草ロック座 [ストリップ観劇]

サヴァビアンが浅草の東洋館で公演するのを観に行く前に、
ちょっと時間があったので、
また、ちょっとだけストリップ観劇ということで、浅草ロック座に。

鈴香音色さん。
この方、胸がとても大きいのです。
おおお、胸が大きい人、キター。
迫力ありますね、やはり。

ただ、大きいのは大きいなりに、気になってしまうということに気づいた。

そんなに動いたら、クーパー線が!
将来胸が垂れやすくなるから、そんなに動いちゃダメだよー!

…こればっかりは、女性目線だと思うな(笑)。

この方、バーレスクダンサーとしても活動されているんですね。
ボディペインティング!
https://nikkan-spa.jp/1443479


高崎美佳さん、この方も胸は大き目だった気が(そこばっか)。
なんと、ゴスロリでした。
へえ~、ゴスロリって男性には受けないと思うけど、アリなんだ!
女性には受けそう。
ゴスロリでストリップって、ちょっと自傷っぽくもあって(すみません、変なイメージ?)
一つのジャンルとして成立しそうなぐらいだ。


お二人とも、むちゃくちゃヒールの高い厚底靴をはいていて、
もちろん、ヒール靴で踊ることはよくあるだろうけど、
全体的に厚底なので、これまた足首をグネってしまわないか心配で心配で。


あと、2017年にはじめて見たときのトリだった赤西涼さん。
そのときは元気系の演目で正直あまり印象に残っていなかったのですが、
今回は、11月上旬に川崎で見た水元ゆうなさんと似たテイストの選曲、演目で、
1950年代ミュージカル映画みたいで、豪華な奥様が脱ぐって感じのやつ。
超私好みでした。(じつは顔も好み)
表情もうっとり系で良かった~。

それ以外の方は見られず。


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レビューのともしび 2020年11月のキャバレーローズ [キャバレーつながり]

白いばらで踊っていたダンサーさんたちのグループ「キャバレーローズ」。
何回も公演をうっているとのことですが、やっと見れました。
場所は、サヴァビアンも公演してる銀座タクト。
こじんまりして素敵な空間。

リーダーが男役のジャスミンさんで、
ほかに、パールちゃん、リンゴちゃんというすらっとしたお二人、
小柄でキレキレのエリーちゃんと、あとラムさんという方だったかな。

選曲のテイストなどが、嵐メドレーとか、ドラゴンボールとかもあって、
ちょっとだけ好みと違う気が(笑)。

でも、豪華で楽しかった~!

美しく着飾った女性たちが、美しい踊りを披露する。
セクシーなんだけど、上品。
昔ながらのレビューの様式の中に、ちょっと今時のものもあり。
こう書くと、それ宝塚でしょ、ってなりそうなんだけども、
今の宝塚のようなキチンキチンとした清廉さとは違くて、
もう少し、世俗なんだよねー。

昔はこういうのがいたるところにあったんだよー、
今宝塚にしか残ってないように思えるけど、
そうじゃないんだってばー、
と大声で言いたくなる。
しかも、めっちゃ間近で見られるんだよ~。

一番好きだったナンバー、あとでパンフ?を見たら、
なんだ、サヴァビアンの田中涼子さん振り付けでした。


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