RED LIGHT BURLESQUE 横浜ナイト ＠クリフサイド（12/29）

元町から代官坂という坂をちょっと上ったところにある、
クリフサイドという謎の建物。
戦後すぐに建った社交ダンス場だとのことで、
ずっと気になっていたけど、入る機会など全くなく。



なんとまあ、年末に、バーレスクのイベントがあるとな。
しかも紫ベビードールのエヴァさんが出る！
そのうえ、『エロチカ・バンブーのチョットだけよ』を上梓された
エロチカ・バンブーさんも出る！
それを観るためにクリフサイドの中に入れるなんて、千載一遇のチャンス！

万難を排してまいりました。自転車で（←地元民）。
　※ちなみに場内禁煙であることは事前に電話で確認済。

入ると広いダンスフロアで、
ステージ上にはビッグバンド！　
わ～、生のビッグバンドなんて初めてかも！？
めっちゃ心地良い～。
ダンサーはダンスフロアの前のほうで（ビッグバンドを背にして）
広々と踊ります。
客席はテーブル席。



ステージと反対側にバーカウンターがあって、
飲みものやスナック類を売っています。
二階席もあり。



調度品などレトロで、でもさすがに古い建物、寒い！！　笑
素敵だと評判の「トランペットルーム」は控室らしく、入れず。

14時開始で18時終わり予定で長いなと思ったら、
前後にビッグバンドだけの演奏もあり、
また、途中で、中華街の伝説のロックバンド世福龍のコーナーもありました。
（70歳ぐらいの伝説的な人が中心で、ロックのことはさっぱりわからないが、
なんだかすごかった。）

トップバッターはエヴァさん！
ベージュのキラキラした衣装で、
噛みつくように客席に迫ってくるけど、
見終わったあと、母性に包まれるのはなぜ。
ビッグバンドで踊るエヴァさんが観れて、本当に幸せ。

エロチカ・バンブーさんはもちろんトリ。
真っ赤なサテンのドレスに、髪はアップ。
サテンのドレスをひらひらさせると、
中のシルバーの衣装と肌がチラチラ見えつつ、
ドレスの裏地の金の模様もチラチラ見えて、
なんて贅沢なの！
曲（もちろんビッグバンド）も、衣装も、踊りも、
すべてがつやつや、馥郁としていて、
昔のグランドキャバレーで踊られていたヌードショーというのは、
こういうものだったのか、とうっとり。
ラストはタッセル回しではなく、
全身トレモロでした。（これってベリーダンスの「ラーシャ」だよね？）

ご本はもちろん事前に読破済、その感想はまた後程。
（出口で販売会をしていて、エロチカさん、サバサバしててかっこよかった～。）
ストリップとは別に（いや、おそらく分離して？）
キャバレーでも「脱ぐ」ダンサーがいたんですね。
全裸ではないけど。
だから、バーレスクにつながるみたい。

ちなみに司会はドラアグクイーンの方で、
バーレスクとドラアグクイーンとのつながりが強いことをあらためて実感。

特に気になったのは、スナッチさん。
暗黒舞踏みたいな？　祈祷みたいな？　すごい踊り。
なのにバーレスク。
そもそもの身体能力がずば抜けている。

あと、ミワロックさん。
ロココ調のゴージャスな衣装がまずかわいい！
で、踊りもすごくコミカルで、コケティッシュ。
最後、脱いだ衣装をまた着るのも面白い。

そのほか、男役さんみたいな美形のハルカ・デルソーレさん、
これまた男役さんみたいで鞭の似合うリタ・ゴールディさん、
色白に和服やマドロスの衣装がかわいいナスピーさん、
どなたも、コッペリア・サーカスさんの衣装写真集に載ってた方だー！

（最後の集合写真）


バーレスク、超楽しいな。

ちょっとやってみたいな（笑）。
長手袋脱いでブンブン回したりしたい。

ベリーダンスは「情念」、
ストリップは「求道」、
て印象があるけど、
バーレスクは「笑い」がある。