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真白希実さんポラ館ラスト(2023.11.25 川崎ロック座) [ストリップ観劇]

年末で引退する真白希実さんの、ポラ館最後のステージ、
なんとか、真白さんの回だけ観れました。

ネイビーのベルベットでタイトなドレスに、
大きな青い羽根がついたヘッドドレス、
コッペリアサーカスさんにオーダーしたんですって!!
ゴージャスで気品あふれてて、似合ってる…!
真白さんが踊るたびに、首や胸元のビジューが揺れてキラキラするのも美しいです。

タイトなドレスをセンターのファスナーでぱっと取ると、
同じ布でのダルマ。きゃー!

ベッドはふわっとしたお衣装でこれはコッペさん作ではないそうですが、
ヘッドドレスは同じまま。

真白さんのベッドは本当に「神」で、
こんな素晴らしいものを観れること、そもそも真白さんを知っていることを、
私は神に感謝しなければいけないと、強く思いました。
しかも、この回のパフォーマンスはこの回限り。
最後列のこの位置から見える光景は、私にしか見えない光景。
そんなふうに、どんな人にも一度きりの経験があって、一度きりの人生がある。
なんてことにまで思いが至ってしまう、真白さんのすごさ。

ラストの曲は、オープンショーでも使われていて、
あれ? うれあさんも使ったことのある曲?
でも、とても同じ曲とは思えない、全然印象が違う、踊り子さんてすごい。

真白さんは、北極星。
いつもそこにある。そこを見れば北だとわかる。安心できる。
ネイビーの端正さも、ビジューのきらめきも、
真白さんが北極星であることを示しているよう。


引退後も別の形でパフォーマンスを見せてくださるそうです。
真白さん独自の世界を立ち上げてほしい、その日が楽しみです。


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桜庭うれあさんの7周年イベント(2023.11.4 川崎ロック座) [ストリップ観劇]

うれあさんの7周年イベント。
しかも若林美保さんと一緒だという!

デビュー当時は漠然と「10年はやろう」と思っていた、
大好きなおねえさんの引退を聞いてちょっと考えてしまったけど、
まだまだ頑張ります、というようなご挨拶でした。
そうなんだ…、まだまだお願いします!!

7周年作は「幸福な王子」。オスカーワイルドのあれです。
登場の、ピンクゴールドの織?刺繍?の打掛、に
金髪のショートヘア、そこにきれいなお花。むちゃくちゃセンスいい…。
青くてきれいなツバメも、すごく細かい作りで全くダサくない。
随所に使われている「青」も、ロイヤルブルーやターコイズブルーなど、
絶妙な組み合わせ&使い分け。

そして、驚くべきことに、ツバメと王子を演じ分けてるんですよ。
「LEON」でマチルダとレオンをやったように。
あ、ツバメだ、あ、王子だ、ってすぐわかる。なんという演技力!

ベッドは(ネタばれ避ける)意外なところから始まって、
その哀切たるや。
でも、「あ、王子は本当に幸福だったんだ」と伝わってきて、涙涙。

私は強欲なので、幸福の王子や、宮沢賢治のような、
自己犠牲のお話が全然ピンと来ないのですが、
(うれあさんには「よだかの星」という演目もあるし、
浅草「Rebirth」 ではカムパネルラも演じていました)
はじめて、本当にはじめて、自己犠牲の幸福というものを「体感」しました。
これってすごいこと。
自分の中に無い感情を喚起するほどの演技力がうれあさんにはある、ということです…!

わかみほさん、また観れてうれしい!
ただ揺れているだけのようにも見える、即興のようにも見える踊りで、
客席全体がうねりを起こして一緒に揺れていくようで、
すごいパワー。

同じくベテランの倖田李梨さんも、煽情的なベッドが、
いかにもストリップって感じで、良かった~。

ところで、つくづく思うのは、
ストリップはストリップなのに、煽情的な場面がほとんど無い場合がある。むしろ多い。
幸福な王子は、煽情とは一切無縁だし、
ほかの踊り子さんでもそういうの多いと思います。
脱ぐということが、客の性的な欲望をそそる行為では無く、
その演目のクライマックスの演出であるかのような位置づけになっている。
たとえば、悲しみの表現、つまり感情の強い発露、
もしくは、美しい体を見せますよー、という究極の衣装替え。
「まつろわぬもの」でも、煽情的なのは虫愛づる姫君ぐらいで、
あとはせいぜい、好色一代女がちょっとコミカルにセクシーなぐらい。
どちらがいい悪いではなくて、面白いなあ、と思います。

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2023.10.14 横浜ロック座 [ストリップ観劇]

うれあさんのバービーちゃんは、
盆の周りに小道具を置くバージョンを見れました。
髪をとかしたり、手鏡を見たり、香水をぷしゅぷしゅしたり…
いやーん、これって女の子の夢じゃーん、ときめくーーー!

空まことさん、はじめて横浜ロック座でストリップを観たときに涙した方を、
また横浜で観れてうれしい。
70年代ぽいかっこいい曲の連なりで、
特にコンセプトとかストーリーがあるわけじゃないんだけど、
とにかく踊りが上手くて、表情もかっこかわいくて、見せる見せる。
しかもポラでの話し方はふにゃふにゃで、これは夢中になりますね。

花井しずくさんは、バトントワラーなのかな、
ストリップってバトンやってた人多いですね。
選曲がオーソドックスですごく好み!

原美織さんは、以前も観た中国もの。
この方、妹キャラだけど、安定感や大物感がありますよね。
うれあさんから譲り受けたという「桃」を出していたそうなのですが、
私が観た回ではなかった、残念、
しかも、うれあさんがそれを再演する回もあったとか、
あーん! 

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まつろわぬもの(2023.9.4 浅草ロック座) [ストリップ観劇]

日本の古典から、体制に逆らった者をテーマにした新作。

ストリップそのものが、まつろわぬものなわけで、
すごく良かったです…!

1景は土蜘蛛。
桜庭うれあさんが、スレンダーな体に黒いショートヘア、
蜘蛛をイメージしているのか、束縛をイメージしているのか、
ボンテージっぽい衣装で、激しく闘う様子を表現しています。

従うという選択肢だって無いわけではない、
でもそれは誇りを失うこと。
絶対にしたくない、するわけにはいかない、
そうした強い意志が感じられます。
土蜘蛛は大和朝廷に従わず滅ぼされた豪族のこと。
最後の場面、実質は負けているとしても、誇りは負けていないのだと思いました。

2景は雨月物語。
虹歩さんと真白希実さんが夫婦という設定で、
あまりに贅沢すぎて、幻惑されてしまい、よくわからなかった…。

3景は虫愛づる姫君、かわいらしくセクシーな場面。
芋虫さんと絡むのがシュールで面白いです。
花井しずくさんは手足が長くしゅっとしているけど、
表情が「うっとり」でいいですね。

4景、赤西涼さんが帝都大戦の魔人加藤。
すごかった…。軍服で陰陽師のアレを投げたり。
赤西さんは私の中ではいつも手塚治虫のキャラなのですが、これは怖い系の手塚キャラ。
浅草の立体的な照明とあいまって、本当に本当の魔物でした。
客席で動けませんでした。

5景は好色一代女。一番賑やかな景。
新人の白橋りほさん、ボリューミーな体形の方の踊りはポジティブな気分になれる。
バックで真白さんが踊ってたりして、贅沢。
それぞれ持ち物とかでどの女性かわかるらしいんだけど、
教養のない自分にはわからず。

6景は金輪。「秘すれば花」でもあったような。
樋口みつはさん、白い肌に狂った表情で、赤い血のりを体につけていきます。
ここでも赤西さんが陰陽師なのがちょっと面白い。

7景はアテルイ、それも真白希実さん。
民を守るために最後は投降するリーダーです。
私がストリップを観るようになったのはコロナ以降なので、
空席の多い劇場を、輝く光で照らして、引っ張ってきてくれた真白さんは、
まさにアテルイそのもの。
投降を止めようとして止められず去っていく民の中のうれあさんの芝居にも泣き。


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桜庭うれあさんの新作Barbie(2023.7.29 川崎ロック座) [ストリップ観劇]

ちょうど映画が公開されるタイミングだったので、
それを狙ったのかと思いきや、単なる偶然だとか。
持ってますねー。

お人形が意志を持って生き始めるのかな?
カクカクした動きから人間らしい動きに変わるのが面白いし、
自分で自分を着せ替えちゃうっていう設定が、
女の子が自分らしく生きようとする姿なのかな、
ちょっとじんわり来ます。

長ーい金髪のウィッグや、どピンクのお衣装、
デニムにビジューやレースをつけた上着、
どれもこれもカワイイ!

あすかみみさんは夏休みらしい演目で、
浮き輪とか持ってた気がします。
あのお人形のようなかわいらしさと、徹底した構成力で、
すごくかわいい演目だと、贅沢すぎて申し訳ない気になります(褒めている)。

真白希実さん、ポラ館で久々に拝見、
オープンショーが本当に神! 
キラキラが次々降ってくる、めくるめくオープンショー。ありがたやー

あと、若林美保さんをはじめて拝見。大ベテランですよね。
浴衣の演目でした。
うちわで仰いでまったり…で始まるんだけど、
劇場全体がむちゃくちゃ濃厚な何かに支配されて、
ねっとりした液体を存分に浴びた気分。
すげえええええ!




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浅草ロック座「Rebirth」 [ストリップ観劇]

リクエストされた再演場面ばかりということで、
最初から最後までテンション高く大満足です。

自分は感度が鈍いのか、度量が狭いのか、
どんな公演、香盤でも、印象に残らない景や踊り子さんが必ずいるのですが、
今回は全くそれが無い!!!
連日満員なのも納得です。
全体的に、哀しく切ない場面が多かったかな。
誰でも知ってる題材と、それにドンピシャな選曲っていうのも名場面のコツかもしれません。

橋下まこさんは絶対に浅草でプロデュースされるのが映えると思っていて、
今回の羽扇とかもうピッタリ! 
イカれてる、おかしな、そしてHな、ハートの女王様。
手拍子を要求したり、あっかんべーしたり、かーわいい。
うしろでちょこまか動くトランプ(バックダンサーさん)や、
ゆきなさんと桜庭うれあさんのアドリブを見るのも楽しいです。

白鳥すわんさんはバレエの基礎がしっかりしていて(お名前の通り)、
でもちょっとかわいこちゃん系かなと思っていたのですが、
今回とても激しい酒呑童子の役で、
こんなこともできるんだと驚きました。
ポーズで足をのばさずかかとを出していたりして、
ストリップ特有の決めポーズが、苦悩の表現であるという。
切りかかる武士たちの服装が、和洋ごちゃまぜだったのもファンタジーっぽくて面白い。
(うれあさんは南蛮風の衣装で、刀使いがとてもかっこいいです)

ののかさんは銀河鉄道の夜のジョバンニ。
冒頭、朗読もあります。
カムパネルラを桜庭うれあさんがされていて、
さらさらロングヘアと透明感あふれる表情で、
突然、若くして亡くなった友人を思い出して涙がとまらなくなりました。
彼女もあんなさらさらのロングヘアで、いつも優しい表情でした。
自己犠牲の人でもあったから、カムパネルラが彼女そのものに思えてきました。
選曲もよく、ポーズは友人を失った悲しみと追悼を表していました。
ののかさんがポーズを切るたびに、涙がこみあげて嗚咽…。
ネイビーに模様が入って、ラメがついてる、透ける衣装も、
銀河を表現していてとてもきれい。

ゆきなさんは狐の嫁入り。
かなりファンタジックでかっこいい嫁入りの群舞。
これって…、荻田浩一ぽいです! (←元宝塚の演出家です)
ダークで、せつなくて、あやしくて、セクシー。
オギーがストリップの演出をしたらさぞすごかろう。
ショーは宝塚辞めてから、ほんとに少ししか演出してないから、ぜひ!
(演劇で「レビュー」とか「ショー」って、まず無いんだもん)
って閑話休題。
ゆきなさんは一人になると、ほとんどポーズを切らず、
うっすらとした初夜の暗喩があるようにも思いますが、
ほんの少ししか動きません。
でも、客席みんな釘付けです。舞台からの照明も美しく、
ゆきなさんの美しい肉体そのものと、それを彩るちょっとした動きを、
永遠に見ていたくなります。もはや貫禄です。


そもそもストリップの舞台って、本舞台から花道が長くて、先端に盆がある。
だから、本舞台の照明と盆の照明が別個にあり、
さらに本舞台から盆に照明を投げかける劇場もある。
特に浅草は大きいから、奥行きがあってとてもきれいです。
こんな構造の劇場ってほかにありますかね??
ファッションショーのランウェイが花道があるけど、盆はないし。
いつからこういう構造なんだろう? 日劇とかって先端に盆はなかったですよね??
宝塚の銀橋みたいに、外国の何かを真似たけど、
外国ではそれは今はもう無い、的なものだったりして?
調べてみたーい。


休憩挟んで5景は、明るくポップな場面。
カジノドパリやクレイジーホース、
はたまた日劇ミュージックホールのヌードショーもかくや、というおしゃれさ。
こういうの大好き~~!
踊り子さん全員がカラフルな傘を持って、
ペイスティと金髪ボブのかつらで、かわゆく練り歩きます。
メインの桜庭うれあさんはピンクの衣装に着替えて盆へ。
足をくいくいっと動かしたり、ブラをちらちらさせたり、音楽と一体化しています。
そして、私の大好きな、超高速で次々と繰り出されるポーズ、
かーらーのー、腰を上げた大きなL! 
反りがすごくて、その反りとともに私はさらに高揚します。
「死ぬときこの場面が見たい」と思いました。本気で。

6景は空まことさん。
軍服っぽい衣装で、英語のスピーチが流れています。
途中から光を求めていって、ぼろぼろの布を羽織って自由に踊ります。
ベトナム戦争からのヒッピー文化だと理解しました。
本当に高度な踊りをしていて、
軍服で窮屈そうなアイソレーションの動きをしていたからこそ、
光を得て、自由になる解放感が実感できます(まさに裸が自由の象徴!)。
スピーチはあとで調べたら、もっと大昔の、
有名な反戦・反体制のコメディ映画の1シーンなんですね。

トリは真白希実さん。巴御前です。
大きな鉈を美しく操っていて、1.5kgもあると聞いてびっくり! 
盆では短刀を操ります。本当に手の動きがきれい! 
後ろを向いて片袖をぬく動きも、ただ腕を見せるだけでなく、小さく回転させているんです。
愛する木曽義仲を失ったあと、短刀で自殺しようと逡巡している場面だと思うのですが、
短刀が木曽義仲そのものだとしたら、それは交歓の場面であり、
一方で、死を思わせるその哀切さは、年末での引退を表明された真白さんと重なります。
真白さんが辞めるなんてーーーー

(『鎌倉殿の十三人』だと巴御前はそのあと和田義盛の妻になってたよな、
とあとから思ったり 笑)

どの場面も充実で、私にしては珍しくリピートしました。
いずれも満員で、初心者を連れてきている方も多かったです。


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『イルミナ』5号に寄稿しました [ストリップ観劇]

「トモコ」という名義で、桜庭うれあさんへの思いを書きました。

創刊準備号からずっと読んでいて、
熱い愛と深い考察にいつもうなっていましたが、
ついに! 参加! させて! もらい! ました!

じつは、30分で書きました。ほとんど推敲していません。
いつも無意識で考えていることだからか、するするっと出てきました。

編集部から、座談会もやりましょうと提案していただき、
今まで劇場でお見掛けしていたファンの方と、
はじめてお話するのに、熱いトーク! 楽しかった…!!
いつも一人観劇だったので、本当にうれしかったです。
自分がなんとなく思っていたことを、ほかの人が言語化してくれて、
そうそうそう! って思う、このファン活動の楽しさ。

宝塚だとファンクラブが強固な仕組みとしてありますが、
ストリップはそういうのがなく、
(誰かひとりにすべてを捧げるってほどでもなく)
なんとなくつながっているのもいいですね。

語ること、書くことが、観ることをより豊かにしてくれる。
「好きなものについて熱をもって語ること」の幸せの輪が
どんどん広まりますように。


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横浜ロック座、はじめてのかぶり席 [ストリップ観劇]

5月結。

かぶり席自体は川崎で座ったことあるのですが、横浜でははじめて座りました。
というのも、大体、土日祝日に行くので、混んでて座れないんですよね。
それで、女性優先席(ここはあけてくださっている)に座ることがほとんど。
今回、はじめて平日に行ったので、かぶり席があいて座れました。

横浜は劇場自体も狭い! ひょっとして盆も狭い?
だから、もんのすごく近い!!!
前に座った川崎よりも近い! 体感、目の前の「肌」を10cmぐらいしか離れてない!

かぶり席だけは、観劇ではなく交歓である、と『イルミナ』に書いてありましたが、
本当にそうだと思いました。
手は出さないけど、この近くで見ること自体、
プライベートゾーンに完全に入り込んでいます。
そして、香水だけじゃない、肉体の匂いもします…!!

ちょとほかではない体験かもしれないな。
触りもしないし、会話もしない、
観るだけ、嗅ぐだけなのに、交歓するっていうのは。
性行為だと、触感があるじゃないですか。それとは違う。
間近で撮影されたものを見るのは、実物がいないから全然違う。

かぶり席だと周りの観客が目に入りにくいからいい、
と言っていたファンの方もいました。わかります。
もちろん目に入らないわけじゃないんだけど、
「前」にいないから邪魔にならないし、
踊り子さんが近すぎて、盆の向こうの客には焦点が合わないです。

めくるめく交歓の時間、強烈すぎてフラフラしてきます。
みんな、よく一日中いられるな(笑)。

印象に残った踊り子さん。
藤咲茉莉花さん。二度目に見たときは日本物でした。
今回はシンデレラ。けっこうダークな曲なので、
ダークなシンデレラかと思ったら、そうではなかった(笑)。
ちょっとたれ目の濃いめのお顔がセクシーです。
この方、むちゃくちゃうっとり顔ができてますね…!(すぐそれ)
そのくせポラではほわほわしたしゃべり方がかわいい。

真白希実さん。ポラ館では久々に拝見。
いやー、オープンショーがほんとに神。
まったく段取っていない、スムーズで美しい動き!
即興なの? 客の心を完全に掌握して、踊りで揺さぶる。
そのうえオープン! 神々しすぎます。

ゆきなさんは温泉ネタで、横浜=中華街ってことなのかな、
パンダとかついてる中華風の衣装がかわいかった。

もちろんお目当ては桜庭うれあさん。
『LEON』と『ポンポコ』。
マチルダは誰にも愛されたことがなかった子なんだな、
レオンにはじめて愛を教えてもらったんだな、と
ひしひしと伝わってきました。
ポンポコは何度見ても幸せになります。
かぶり席だと、汗が目の前でキラキラしていて、
この演目で表現されている「幸せ」の結晶だな、と思いました。



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徳永しおりさんラスト浅草(4/3) [ストリップ観劇]

まだ観たことがなかった徳永しおりさんが引退されるということで、
最後の浅草ロック座トリを見に行きました。

すごく上品で、そこがセクシーという方なんですね。
トリでも、「私を見て!」という感じではなく、
自分を見せることに恥じらいがあるようで、そこに色気を感じます。
こういうのが活きるのはストリップならではかも。
でももちろん、本当に恥じらっていたら成立しないので、
すごく工夫してやっておられるのだろうなあ、と。

ほかに印象に残ったのは、2景の木葉ちひろさん。
最初、木葉さんだとはわからなかった!
黒蜥蜴みたいな退廃的な場面で、
いつも元気いっぱいのイメージの木葉さんとは真逆なんだけど、
でもダンス筋肉がしっかりしている人は何でも踊れる、と改めて思いました。

あと4景のゆきなさん。
こちらも、ゆきなさんの(私が勝手に思っている)イメージとは違う場面なんだけど、
ダンス筋肉がしっかり(以下同)。
MGMミュージカル映画みたいな華やかでゴージャスな場面です。
真っ赤なドレスが、白い肌に映える!

5景のキャッツアイは鈴香音色さん。リアルタイムで好きだったので、
ストリップでやるのは「わかるー」って感じで盛り上がりました。
80年代のいわゆるシティポップで構成されていて、
むちゃくちゃ懐かしかったし。
振り付け的にはもっと疾走するようなのがあると良かったな(個人的好み)。

公演自体は「FEMME FATALE」というテーマ。
それぞれの景が有名な女性をモチーフにしているんだと思うんだけど、
全部はわからなかったです。
公式でも詳細はアナウンスされてないようで(あくまでもモチーフだから問題ないと思うのに)、
わかる人だけわかる、踊り子さんの発信でわかる、みたいな状況は、
公式の発信が多いジャンルの元ヅカファンからすると、なかなか慣れないです。


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まさご座に牧瀬茜さんと浅葱アゲハさんを観に行った(3/25) [ストリップ観劇]

以前、イベントで行って大好きになった、岐阜のまさご座。

ドキュメンタリー映画「odoriko」のアフタートークで、
牧瀬茜さんと浅葱アゲハさんが、次はまさご座に一緒に乗ります、と言ってたので、
こりゃ行かねば、と。

牧瀬さんは、たなかときみさんの本での楽屋の様子や、
イルミナ寄稿で素敵な文章を読んでいたし、
辺野古の基地建設に反対しているのもイイし、
この方をリスペクトして踊り子になった人が多数いるということで、
いつかは観たいと思っていたけど、
「odoriko」にちらっと映っていた踊りがすごくて、すぐにでも観たくなり。

2演目観れました。
1つ目は、紫のアフロヘアに、短めの丈のかわいいドレスから、
脱ぐとレースのシースルーのボディタイツ。
まさご座の素敵な雰囲気もあいまって。
60年代のパリなのかな? と錯覚するようなキュートでサイケなイメージ。
2つ目は、青いドレスから、脱ぐとブラと膝丈のスパンコールで、
最終的には紺色のはおるドレス。最後にこれを翻すのが、普通の翻し方じゃなくて、
片方にずれるんだけど、それがまた効果的!

たとえば肩から指先まで、曲げるとかのばすとかの間に、
無数のバリエーションがある。
体のいろんな部分を(たとえば背中を16等分して)
それぞれバラバラに動かせるぐらいの
身体能力がありそう。表情もくるくる変わる。
それだけ高度なことをしているのに、
全体としては、海にたゆたっているような優雅さ。かわいらしさ。
お魚さんなのかな? それとも妖精さんなのかな? 人間とは思えない。
脱ぐという行為も、見せつける感じがまったくないのに効果的で、
観客も海の中で一緒にたゆたって原初的な快感に浸っていられる。
これはすごい……!!

浅葱アゲハさんも2演目観ることができました。
1つ目は卑弥呼がテーマ。呪術的な威力…はもちろんなんだけど、
(榊をかざされて肩こり治ったってツイートを見かけました。わかる(笑))
赤い羽織り物のみ着て、盆に出てからの、セクシーな場面は、
呪術の力で権力得たから、そっち方面もやりたいようにやってる卑弥呼、
だと解釈しました。私の願望。
みんなが「それ」に夢中になってる。わかる…!
途中で、アニメの声みたいなのが入るんだけど、それがまったくダサくない!

2つ目はかわいらしいイースターの演目。
うさぎ耳でカボチャパンツで不思議の国のアリスに出てきそう。
が、光る卵を見つけてそれで遊んでいるうちに…
いわゆる「オナベ(オナニーベッド)」というやつで、
自慰行為(と思わせるもの)を見せて観客を満足させる出し物。
一条さゆりの時代から、清水ちなみを経て、今は少なくなったみたいだけど、
でもある程度は定番だと思うのですが、
大抵の場合は、私はしらけてしまうのです。
アゲハさんの場合はまったくそんなことがない。大げさじゃないからかな?
むしろ、なぜか涙する…!! なぜ? なぜなんだろう???
アゲハさんは、選曲というか、曲と曲のつなぎ目がまた絶妙で、
一連の流れのまったく途中で曲が変わるんだけど、それがなぜかまた涙を誘うんです。

行為が終わってからの表情も、なんというか、
自分の生命力を確認して、前向きになっているようで。
ああ、そうか、性的欲望を自分が持っていることを、
肯定し、原動力にしているから、涙が出るんだ。
はじめてストリップを観たときも、
なぜか泣いてびっくりしたけど、そういうことなんですよね。

空中演目がすごいアゲハさんだけど、空中が一切なくてもこの満足感。
「生」への飽くなき希求が、ものすごい集中力にのって舞台から発せられている。
それを浴びれる幸せ。


ほかにいいなと思ったのは、緑アキさん。
モガみたいなボブヘアに、色白に赤いアイシャドウ? ボンキュッボンの体型も好み。
小道具として使われていた文庫本も、谷崎だったりして、
世界観にこだわりありそうで、また観てみたいです。


ところで、今回はじめて、まさご座で「外出」をしてみました。
指定のサンダルでのみ、15分だけ可能。
男性用サンダルなので、ぶかぶかでむちゃくちゃ歩きにくいが仕方ない(苦笑)。
その分、中で飲食可能なのは、遠征者としてはとてもありがたいです。
若い女性の従業員の方もいました(アナウンスが女声って珍しい)。
しかし、前回は意識してなかったけど、劇場内に喫煙室があった…!
マスク二枚重ねで数時間ならなんとか、という感じではありました。
二重扉にするとか…。いやそれよりまずは男女別トイレ…。
いやいや、女性2000円という破格のお値段にまずは感謝なんだよね。。


まさご座までドアツードアで片道3時間15分。
ムラ(ヅカファンが宝塚大劇場周辺をさして言う言葉)より近いじゃん。
何度でも行きたくなる劇場です。



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