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はじめての新宿ニューアート [ストリップ観劇]

はじめてストリップを観た2017年7月段階では、
新宿には2つ劇場があって、DX歌舞伎町と新宿ニューアート、
直前までにはTSミュージックもあったので、3つも!
…だったのですが、
再度見始めたときにはDX歌舞伎町は閉館していて、
今や新宿で一つだけになったのが、新宿ニューアート。

歌舞伎町の端っこで、遊歩道みたいなところからすぐ。
ゴールデン街のすぐ隣です。

私が若い頃は、
70年代のゴールデン街での編集者と作家の世界が、
まだまだ憧れとして語られてましたが、
今はどうなんでしょう。


劇場は地下で、入り口にも灰皿は無かったような(わーい)。
ロビーには女性用トイレもあります。
あ、楽天モバイルの電波は無かったです(どうでもいい情報)。

写真はポラロイドではなくデジカメなのですが、
引換券をもらって、ロビーにある写真受け取りコーナーに取りに行きます。
(ここでは色紙の物販もしているのかな?)
踊り子さんが、印刷した写真をこのコーナーに預けに、
楽屋から楽屋着で出てくるので、
めちゃくちゃビックリしたーーーー。

劇場の機構は、花道はほとんどなく、
盆が本舞台より少し高いです。
盆を取り囲む席が、普通の椅子4つぐらいしか置いてなくて、
正面向いてまっすぐ座る映画館みたいな席が8×3列ぐらいある、不思議なつくり。
スペースがもったいないような…。
でも写真撮影のときにすごく余裕があるのは良いかも。
あ、あと、本舞台の奥に鏡がありました。

おととい、つまり金曜の夜18時ぐらいに入ったのですが、
お客さん10人ぐらいだった…。
遅くなるにつれ増えていったけど。


で、お目当ての桜庭うれあさんは、
てるてる坊主を飾った、雨がテーマの、明るい演目。
客席も一緒に振り真似をするようです。
最後の盛り上がる曲がこの振り真似っていうのは、なんか意外。でも楽しい。

もう一つは、種が育ってお花が咲く、というテーマの演目。
金髪のカツラに(そうそう、桜庭さんは、
カツラをかぶっている演目がけっこうあって、
そういう作りこむところも、好み)、ピンクのわっかのドレス、
次は水色のミニスカート、最後は透ける記事にピンクのお花の刺繍?
最後、歌い上げるような曲で、この綺麗な布地を効果的に使って、
身体の背景にしたり、花が咲くように表現したり。
女性の肉体でこういうテーマを表現するのはピッタリだし、
明るい生命力に触れられた気がして、うっとりしました。(語彙…)

ほかに気になったのは聖京香さん。ベテランなのかな。
番長皿屋敷で、めちゃくちゃ怖くて、センス良かった。
お芝居仕立てって好きです。
踊りも、バレエをしっかり習っていた方なのかな、上手いです。

あと、雨宮衣織さん。
浅草ロック座で観たことあったのですが、
独自演目ははじめて。
振り数が少なくて、ひたすらじらす、みたいなのが、
ストリップらしいというか、
ダンスというより肉体を観るって感じで、
こういうのもアリなのかー!と。
普通の女のこっぽいのにエロいのもなんとも良いです。

新宿駅までの帰り、夜中の9時過ぎですが、
若者が山のようにいました。
駅に向かう人と同じぐらい、駅から大勢の若者が歌舞伎町に向かってました。
飲み屋の客引きも盛況で、「はい、10人様どうぞーー!」という声も。

そりゃそうだよね、何もかも制限されてんのに、
オリンピックやるとか言われたら、
遊びに出かけるに決まってるよね。







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NJKとキャバレーローズでエリーちゃんバースデーショー [キャバレーつながり]

キャバレーローズのエリーちゃんのバースデーショーに行ってきました。
(ショーパブなどでは出演者のバースデーイベントってけっこうあるんですね)


エリーちゃんは「さゆき」という名前で、
NJK(ネオジャパネスクカグワ)という団体にも所属していて、
今回はNJKとキャバレーローズのコラボ企画とのこと。

当初はNJKの本拠地である神田明神文化交流館で6/16、6/23に開催の予定が、
緊急事態宣言で休館してしまったため、銀座タクトで開催。
(でも6/21から宣言解除されたけど)

NJKはもともと六本木に昨年4月まであった香和(かぐわ)というお店の後継のようで、
香和は2018年に場所を移転する前は、
可動式の二階建てになったような舞台を持った
とても大がかりなお店だったようです。
エリーちゃんは、キャバレー白いばらが閉店したあと、そこでも踊っていたそうな。

飲食しながら大がかりなショーを観る。
わ~、私が憧れてるやつだ~。


名前の通り和風のナンバーが何曲かありました。
ただ、宝塚の和物をイメージすると全然違ってて、
化粧は洋ものだし、踊りも日舞の要素は無くて、
衣装が和風、扇や刀を使って、
若いお嬢さん、お兄さんたちが元気いっぱいに踊る、という感じ。

後半、そこにキャバレーローズの
ジャスミンさん、パールちゃん、リンゴちゃんも加わります。

あれ? NJKとキャバレーローズは全然違う!
なんだろう、そりゃジャスミンさんは男役だから当然違うんだけど…

髪型? ヘッドドレス? 化粧?

NJKのみなさんはすごくナチュラルで、髪型も基本普段のそのまま、
アクセサリーも普段着よりはそりゃ派手だけど、
そのへんの可愛い女の子を応援できる、という感じ。

キャバレーローズのみなさんは、髪もヘッドドレスも派手派手だし、
踊りも違います。姿勢も目線の使い方も違います。
「レビュー」の様式ってことなのかなあ。
「レビュー」です、と言って踊ってきたことが、
こういうふうに現れるのかなあ。

私はストリップといい宝塚といい、
ある程度「様式」があるものが好きなんだろうか??
というか、「様式」に沿ってそれを突き詰めた芸のほうが好き、ということ??


そんな中、主役のエリーちゃんは、
どちらの良いところもある、といったところでしょうか。

色とりどりのツナギで踊る場面ではものすごい身体能力とかわいらしさ、
ジャスミンさんとの大人っぽいデュエットダンスは超セクシー、
また表情がいいのです。
いたずらっ子になるときもあれば、けだるい大人の女性になるときもある。

キャバレーローズは8月に本公演があるとのことなので、楽しみです。

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真ん中の4人がキャバレーローズで、左から、
パールちゃん、ジャスミンさん、今回の主役エリーちゃん、リンゴちゃん、です。


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熱海銀座劇場で栗鳥巣さんを観た [ストリップ観劇]

名にし負う熱海銀座劇場。
桜木紫乃『裸の華』のラスト近くに登場する劇場のモデルですよね…?
数年前まで、80代の踊り子さんがいたとか!!
昭和な香りが残っていそうな場所、行かねば。

そして、今週の出演は、
名にし負う栗鳥巣さん。
たなかときみさんの漫画によると、岩下の新生姜の被り物着てたとかとかとか。
見なければ。

横浜市民なので熱海はそう遠くない。
19日の土曜日に、ちょっくら行ってきました。


熱海駅からちょっと離れたところにある繁華街、熱海銀座。
さすがにコロナで人出は少ないけど、
あいてる飲み屋さんは大繁盛、といったところ。

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商店街の一角に普通にあります。

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今週は写真OKとのこと、
中はこんなです! 
(って、お客さんが入らないようにトリミングしたら、クーラーばかり目立つ写真に 笑)
とても小さい劇場です。

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少し高いところにステージがあって、
その前は靴を脱いで座る席。
つまりお座敷なんですね。
ストリップの「花電車」という、あそこを使って火を吹いたりする芸は、
もともとは芸者さんのお座敷が発祥だとか。

後ろのほうに2列×6人ぐらい分の椅子。ここは土足。
なので立ち見入れても25人ぐらいが限度でしょうか。

ステージの上にクーラーがあるし、
壁にミラーボールがついてるし、
ロビーも、受付の人がいる畳の部屋が丸見えだし、
ロビーと客席を仕切るものも、アコーディオンカーテン。
なんとも手作り感満載で、なかなか居心地がいいです。
(ただしロビーで喫煙可なので私はロビーに長居できません)

土曜の夜だったのでお客さんはけっこういて、9人。
うち2人は栗鳥巣さんのファンの方のようです。


最初はちょっと踊ります。
さすがにキレがいいです。

そのあとがメインの芸「おまん似顔絵」
…あそこに筆を挟んで、似顔絵を描いてくれるのですっ!!

噂には聞いていたけれども…
すごい芸でした。

全員分描いてくれるんですよ。
しかも似てるの!

似顔絵描いてもらうって、それだけでうれしいことですよね。
自分をわかってもらえたような気がして。
ましてや、ほかに誰にもできないやり方で!

挟んで固定するだけの筋肉もすごいし、
それを自在に動かすのもすごい。
四つん這いになるので、腹筋と、膝の上の筋肉がむちゃくちゃ発達してるんだと思います。
それとは別に似顔絵を描くという才能もあるわけで。

あと、こんな芸だから、話術も大事。
めちゃくちゃ高いテンションで客席を圧倒して、
自分の世界に連れてっちゃう。

お客さん同士でも、似顔絵を「似てる似てる」と言い合ったりして、
なんという一体感…!!


そのあとは写真タイム。ポラロイドでもデジカメでもなくて、
自分のスマホやカメラで撮っていい、というスタイルでした。

IMG20210619201736.jpg

かわいい帯。
目つぶっちゃってる、すみません。

そのあとはオープンショー、
なんだけど、実質おひねりタイム。
「温泉場の劇場はギャラのシステムが違って、味噌も買えない」(なぜ味噌)、
とのことで、全員巻き上げられていました(笑)


正味1時間。
帰る都合で1回目しか見られなかったけど、
出るときに、2回目から入る方がたくさんいました。
(19時半ぐらいから、客の入り次第で開演、3~4回繰り返すシステムのようです)

なんか、病みつきになりそうな感じ。。。

あ、入場料は3000円でした(女性料金なのかな??)。
写真2枚取って1000円、おひねり1000円の合計5000円を使いました(メモ)。


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木葉×桜庭ラブラブなイベント(浅草ロック座6月5日)で表現されていたものは何だったなのか [ストリップ観劇]

6月5日の土曜日の3回目公演の後に、
桜庭うれあさんと木葉ちひろさんとのイベントがある、
それは前の週?にもやったやつで、でも今回はもっと長くて、
しかも木葉さんが男役だという。

ヅカファンの血が騒ぐぜーー!
桜庭さんは私にとっては「娘役さんみたい(はーと)」で、
木葉さんは私にとっては「大空ゆうひさん? ゆうひさんだよね?」なので、
しかもダンスめちゃ上手な二人、
見ないわけにはいかなーーい!

というわけで、はじめてのリピート、
パール1st公演を再見。
やっぱり複数回見ると新しい発見があったり、
気になっていたところを確認できたり、
思いもしなかった感想を持ったりで、楽しい。
イベントということもあり満席、立ち見! この熱気も楽しい。


で、イベントです。

結論から言うと、ひたすらイチャイチャするのをうっとりして観ました。
今でも、購入したツーショット写真を眺めて、
ムヒムヒしてるありさまです。

宝塚の舞台写真でトップコンビ写ってるの買ってニマニマしてたやつの、再来。
まさかストリップで同じ行動を取るとは。


しかし、このショーはいったいなんだったんだろうなあ。
私が見たものはいったいなんだったんだろう。
今でも、わかりません。


白い衣装に、虹色の傘。
最後に登場するファンベール(扇に布がついてるやつ、ベリーダンスで使う)も虹色。
…これはLBGTがテーマなのかな? と思いました。

なのに、木葉さんは「男役」。上手いから。ダンスも男役も。
(少なくとも研3(入団3年目のこと)ぐらいのクオリティで、
浅草ロック座で踊り子さんがバックダンサーとしてやる男性の役とは違う)
だから私の目からしたら「宝塚」に見える。

いや、でも宝塚は保守的な男女観で、
もちろん、それを破壊する衝動を内在しててそこが面白いんだけど、
建前上はきわめて保守的で、いいお嫁さんになるために男役をやる、
とかいう大正時代の価値観が今でも表層には残っている世界。
LGBTを言い出したら、え、じゃあこの男役って何? って再定義が必要になっちゃうから、
LGBTをモチーフにすることは、あり得ない。

そこでまず、(気持ちの良い)混乱が生じる。(多分私だけ)

まあ、そもそもストリップなんだから。
脱ぎますよ。
娘役がトップレスになります。
生チューもします。
きゃ~。

これは宝塚ではあり得ないよね。うん、絶対にない。
すみれコード違反だから。

でも、下は脱がないの。

でもって、男役は上も脱がないの。
ズボン(死語)は脱いで、
虹色(ここでも虹色です)のボクサーパンツにはなるけど、
シャツは脱がない。
(桜庭さんが脱がそうとして、木葉さんが「おいおい」って笑ってて、萌えた…)

ん? ストリップなら脱ぐのでは?

でも脱がない。
もし完全にLGBTで、女性同士の恋愛を描くんだったら、
脱いでも良くない?
そうしないのは「男役」を堅持できないからだよね。

動作としては、触りあったりはするんだけど、
文字通りのベッドシーンはシーツでぼやかされます。
(シーツを二人で盆に敷く動作があって、これまた萌える…)

でも二人で決めポーズをそろってやるの。すごいきれい!
二人だとラブラブの絶頂って感じですごく良い!
しかも、相手は「男役」(つまり女性)…至福…。

総じて、コードとしては、15歳以上は見ていい、普通の映画ぐらいかな、と。
(すみません、詳しくないですが)
生チューあり、女性のトップレスあり、
でも肝心なところはシーツで隠されて暗転、みたいな。

あれっ、それってストリップじゃなくない?


かように、イチャイチャを見てうっとりしながら、
頭の片隅では、宝塚なの? LGBTなの? ストリップなの??
私の固定観念は、完全に三すくみになっていました。

どっちかに転ぼうとすると、
巧妙にへりの上に立ってバランスを取って、転ばない。
上手いなあ…


まあ、
何が宝塚で、何がストリップで、何がLGBTなのか、ってことなんですよね。
そもそも大昔のストリップは下は見せてなかったわけですし。

今のストリップにはチームショーと言って、
二人三人でやるショーがあるそうですね。
私が見たのは今回がはじめてで、
同人誌で浅葱アゲハさんとMIKAさんのが紹介されてました。
(それはこういう絡みではなかった)

昔のストリップにはレスビアンショーと言って、
タチ役が攻めるショーがあったそうですね。
今回は直接攻めることは全くなく、ただイチャイチャしてたけど、
昔のはタチ役も脱いだんだろうか。

その系譜だと思えば、
レズビアンの役割分担が、宝塚の男役の形で登場してるんだ、
ってことになるのかな。


あっ! ひょっとして「百合」というやつなのか?
「セーラームーン」を見たことなくて、最近アマゾンプライムで見始めたんですが、
これに登場する有名な百合カップルがいるそうですね??

宝塚から遠く離れて、いや、多分地下水でつながっている、
2000年代以降の「百合」では、
性表現はどうなっているんでしょうか。
男性も愛好しているんでしょうか。
…勉強します。


ちなみに、調べたところによると(本当ににわかですみません)、
この場面は、2020年の3月に1stが、
4~6月に緊急事態宣言による休演をはさんで2ndが上演された
「Muse」という公演の3景の再演だそうです。
芸術家に影響を与えた女性がモチーフの公演で、3景はオノヨーコがモデルだそうです。
1stでは木葉さんがオノヨーコ、2ndでは桜庭さんがオノヨーコ。
ジョンレノンの役で、1stでは徳永しおりさんが、2ndでは南まゆさんが出演されていたそうです。

同じ演目を演じた二人が、今度は一緒に舞台に立つ。
しかも理不尽な休演で中断された演目で。
なんと胸熱な組み合わせ。

当時と同じ振り付けなのかが気になりますが、詳細はわかりません。
当時はジョンレノン役は途中でいなくなり、再度登場したようですが、
今回はずっといてイチャイチャしてました。

えっ、えっ、そしたら、
あれはジョンレノンという男性の役ってことよね?
だったらますますLGBTはおかしくない??

あら? あら? ひょっとしたら、
虹色=LGBTではないのかも。
ジョンレノンやオノヨーコがベトナム反戦運動で訴えていたようなこと、
つまりラブ&ピースを、象徴するための色に過ぎないのかも??
(当時そんなふうに虹色が使われていたかなあ?? 70年代ヒッピー文化ぽくはあるけど)

木葉さんがバイセクシャルを公言しているから引っ張られてしまったかも?


こうした混乱も含めて、とっても幸せな時間でした。

よくよく考えると、
「ヅカファンが悶えるコンビ萌え、その果てに妄想を続けてたら、
ちょっと脱いじゃった…
けどそこから先はおかしなことになっちゃうからやめとく、
というドリームの具現化」
っていうのが自分的には一番しっくりくるかもしれない…。

ほかの観客のみなさんは、どういうふうに見ていたのかなあ。


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