SSブログ

木葉×桜庭ラブラブなイベント(浅草ロック座6月5日)で表現されていたものは何だったなのか [ストリップ観劇]

6月5日の土曜日の3回目公演の後に、
桜庭うれあさんと木葉ちひろさんとのイベントがある、
それは前の週?にもやったやつで、でも今回はもっと長くて、
しかも木葉さんが男役だという。

ヅカファンの血が騒ぐぜーー!
桜庭さんは私にとっては「娘役さんみたい(はーと)」で、
木葉さんは私にとっては「大空ゆうひさん? ゆうひさんだよね?」なので、
しかもダンスめちゃ上手な二人、
見ないわけにはいかなーーい!

というわけで、はじめてのリピート、
パール1st公演を再見。
やっぱり複数回見ると新しい発見があったり、
気になっていたところを確認できたり、
思いもしなかった感想を持ったりで、楽しい。
イベントということもあり満席、立ち見! この熱気も楽しい。


で、イベントです。

結論から言うと、ひたすらイチャイチャするのをうっとりして観ました。
今でも、購入したツーショット写真を眺めて、
ムヒムヒしてるありさまです。

宝塚の舞台写真でトップコンビ写ってるの買ってニマニマしてたやつの、再来。
まさかストリップで同じ行動を取るとは。


しかし、このショーはいったいなんだったんだろうなあ。
私が見たものはいったいなんだったんだろう。
今でも、わかりません。


白い衣装に、虹色の傘。
最後に登場するファンベール(扇に布がついてるやつ、ベリーダンスで使う)も虹色。
…これはLBGTがテーマなのかな? と思いました。

なのに、木葉さんは「男役」。上手いから。ダンスも男役も。
(少なくとも研3(入団3年目のこと)ぐらいのクオリティで、
浅草ロック座で踊り子さんがバックダンサーとしてやる男性の役とは違う)
だから私の目からしたら「宝塚」に見える。

いや、でも宝塚は保守的な男女観で、
もちろん、それを破壊する衝動を内在しててそこが面白いんだけど、
建前上はきわめて保守的で、いいお嫁さんになるために男役をやる、
とかいう大正時代の価値観が今でも表層には残っている世界。
LGBTを言い出したら、え、じゃあこの男役って何? って再定義が必要になっちゃうから、
LGBTをモチーフにすることは、あり得ない。

そこでまず、(気持ちの良い)混乱が生じる。(多分私だけ)

まあ、そもそもストリップなんだから。
脱ぎますよ。
娘役がトップレスになります。
生チューもします。
きゃ~。

これは宝塚ではあり得ないよね。うん、絶対にない。
すみれコード違反だから。

でも、下は脱がないの。

でもって、男役は上も脱がないの。
ズボン(死語)は脱いで、
虹色(ここでも虹色です)のボクサーパンツにはなるけど、
シャツは脱がない。
(桜庭さんが脱がそうとして、木葉さんが「おいおい」って笑ってて、萌えた…)

ん? ストリップなら脱ぐのでは?

でも脱がない。
もし完全にLGBTで、女性同士の恋愛を描くんだったら、
脱いでも良くない?
そうしないのは「男役」を堅持できないからだよね。

動作としては、触りあったりはするんだけど、
文字通りのベッドシーンはシーツでぼやかされます。
(シーツを二人で盆に敷く動作があって、これまた萌える…)

でも二人で決めポーズをそろってやるの。すごいきれい!
二人だとラブラブの絶頂って感じですごく良い!
しかも、相手は「男役」(つまり女性)…至福…。

総じて、コードとしては、15歳以上は見ていい、普通の映画ぐらいかな、と。
(すみません、詳しくないですが)
生チューあり、女性のトップレスあり、
でも肝心なところはシーツで隠されて暗転、みたいな。

あれっ、それってストリップじゃなくない?


かように、イチャイチャを見てうっとりしながら、
頭の片隅では、宝塚なの? LGBTなの? ストリップなの??
私の固定観念は、完全に三すくみになっていました。

どっちかに転ぼうとすると、
巧妙にへりの上に立ってバランスを取って、転ばない。
上手いなあ…


まあ、
何が宝塚で、何がストリップで、何がLGBTなのか、ってことなんですよね。
そもそも大昔のストリップは下は見せてなかったわけですし。

今のストリップにはチームショーと言って、
二人三人でやるショーがあるそうですね。
私が見たのは今回がはじめてで、
同人誌で浅葱アゲハさんとMIKAさんのが紹介されてました。
(それはこういう絡みではなかった)

昔のストリップにはレスビアンショーと言って、
タチ役が攻めるショーがあったそうですね。
今回は直接攻めることは全くなく、ただイチャイチャしてたけど、
昔のはタチ役も脱いだんだろうか。

その系譜だと思えば、
レズビアンの役割分担が、宝塚の男役の形で登場してるんだ、
ってことになるのかな。


あっ! ひょっとして「百合」というやつなのか?
「セーラームーン」を見たことなくて、最近アマゾンプライムで見始めたんですが、
これに登場する有名な百合カップルがいるそうですね??

宝塚から遠く離れて、いや、多分地下水でつながっている、
2000年代以降の「百合」では、
性表現はどうなっているんでしょうか。
男性も愛好しているんでしょうか。
…勉強します。


ちなみに、調べたところによると(本当ににわかですみません)、
この場面は、2020年の3月に1stが、
4~6月に緊急事態宣言による休演をはさんで2ndが上演された
「Muse」という公演の3景の再演だそうです。
芸術家に影響を与えた女性がモチーフの公演で、3景はオノヨーコがモデルだそうです。
1stでは木葉さんがオノヨーコ、2ndでは桜庭さんがオノヨーコ。
ジョンレノンの役で、1stでは徳永しおりさんが、2ndでは南まゆさんが出演されていたそうです。

同じ演目を演じた二人が、今度は一緒に舞台に立つ。
しかも理不尽な休演で中断された演目で。
なんと胸熱な組み合わせ。

当時と同じ振り付けなのかが気になりますが、詳細はわかりません。
当時はジョンレノン役は途中でいなくなり、再度登場したようですが、
今回はずっといてイチャイチャしてました。

えっ、えっ、そしたら、
あれはジョンレノンという男性の役ってことよね?
だったらますますLGBTはおかしくない??

あら? あら? ひょっとしたら、
虹色=LGBTではないのかも。
ジョンレノンやオノヨーコがベトナム反戦運動で訴えていたようなこと、
つまりラブ&ピースを、象徴するための色に過ぎないのかも??
(当時そんなふうに虹色が使われていたかなあ?? 70年代ヒッピー文化ぽくはあるけど)

木葉さんがバイセクシャルを公言しているから引っ張られてしまったかも?


こうした混乱も含めて、とっても幸せな時間でした。

よくよく考えると、
「ヅカファンが悶えるコンビ萌え、その果てに妄想を続けてたら、
ちょっと脱いじゃった…
けどそこから先はおかしなことになっちゃうからやめとく、
というドリームの具現化」
っていうのが自分的には一番しっくりくるかもしれない…。

ほかの観客のみなさんは、どういうふうに見ていたのかなあ。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。