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浅草ロック座 PEARL 1st season 受動じゃなくて能動 [ストリップ観劇]

ロック座に着く10分ぐらい前、私はある店である人に突然モテていた。
そして、正直、とてもめんどくさかった。

「女の子は好きか嫌いかだけで普通がないの」byクリーミィマミ
嫌いじゃない人だけど、好きじゃなければ断るしかない。
あーあ、ストライクゾーンの人から声かけられたらOK(かもしれない)のにな。
断る手間がめんどくさい。
この店はまた来たいから、さらにめんどくさい。
まあ、先方にはよくあることなんだろうけども。

こういう感覚、10年ぶりぐらいかも(年齢的に……)。

それだけに客観的に見られる気もする。

はじめて気付いた。
なんで自分、つねに受動態なんだろう?

「好みの人/好みじゃない人から、声をかけられる」
で考えている。

「好みの人に自分から声をかける」
の能動態はないの?
海外ドラマのかっこいいお姉さんたちみたいにさ
(いや、あんま見たことないのでイメージ)。

欲望する/される、の常に受動のほうに身を置いてしまう、
長年の洗脳。


ということを考えながら観た、真白希実さんのトリ。
真っ赤なチャイナドレスで、美女たちを従える、マフィアの女ボス?
(そういえば私が宝塚で2番目に応援してたジェンヌさんの当たり役は、
中国マフィアのボスでした~)

力があって、その場や人を制していて、そこには能動態しかない。
自分が、欲望して、自分が、脱ぐ。自分が、行為をする。

神々しかった。

ストリップという受動態の「見られる」場で、
能動態「見せている」、主客転倒が顕現していた。
そんなん幻なんだけど、でもその幻をたしかに見たと思う。

いいなあ。梵天丸もかくありたい。


真白さんは顔立ちもスタイルもダンスもすべて端正で、
何もかもパーフェクトなんだけど、
でも冷たいとかそんなことは全然ないんだよね。
うっとり顔や挑戦顔、細かい所作、決めポーズ、
全部ちゃんと演目に没入して、一つの血の通ったお芝居として踊っている。
真のトップスターだな。


桜庭うれあさんはその一つ前の場面で、
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」がモチーフ。
なんと、首から上は完全再現してて、超かわいいの。
そして下は和服! 意外な組み合わせで面白い。

好きな人が来て喜んだり、ちょっといなしたりする、
和ものならではの所作がとても良い。
着物を脱ぐところも要所要所で決めポーズがある。
(いつも思うけど桜庭さんは単なる衣装替えの「脱ぐ」も、
ちゃんと演目の中の動作としてやってるのが素晴らしいの)

ベッド(=盆でのクライマックス)は、短かった?
もっと長く観たかったーー。
ファンは欲張り。

今回の浅草ロック座は「PEARL」という題で、すべて真珠がモチーフになっている。
楓彩さんは、真珠を多用したバーレスクぽい衣装で、
ペイスティ?乳首に貼るやつもパール。
それを取るっていうしぐさもあった。

最初、うれあさんと高崎美佳さんとを従えて、
ゆらゆらするところがあるんだけど、
不思議な振り付けで、
三人が「これ変な振りだよね」って目を見合わせて笑っているようなところもあった(かわゆす)。

ソロになってからは、
何もしないで「うふん」って顔をしてるだけの時間がけっこうあるんだけど、
それがちゃんと「うふん」で間が持ってるのがすごい。
すごいベテランさんなのかしら?(調べたらそうでもなかった)

空まことさんは、ヨガをしてたら神様と交歓しちゃってうっとり、
みたいなストーリーかな?
いつもアップテンポな曲で「上手い!」って思うけど、
こういうのも案外いい。「てへ」顔がかわいい。

橋下まこさん、最初ルパン3世の扮装で、手足長いのでかっこいい。
そこから脱ぐのが、それだけでセクシー。
この方、顔立ちが一条さゆりさんを思わせる(当然実物を見たことないので、写真だけっす)。
やーねー、もうー、という感じの困った表情に見えて、そそられます。
ルパンが盗んだものが真珠という設定で、
透明なボールをくるくるする…(こないだマジシャンがやってたのを見たあれだ!)
脱ぎながらそれもするのはかなり難易度高そう!

休憩後の場面(「景」というらしい)は前回観たフラッシュもそうだったけど、
ネタ場面なのかな?
高崎さんが、あの連ドラの「あきちゃん」をやってて、
(うれあさんが「ゆいちゃん」で学生服が超かわいい)
最後ピンクのふんどしですよ。ドキドキ。
海女さんということで土着っぽいエロスにする手もあるんだろうけど、
ネタ、かつスタイリッシュに、成立してた。
高崎さんの金髪がうまく機能していたと思う。


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Rose+(ローズプラス)@銀座ルーツ東京 ジャスミンさんの部屋 [キャバレーつながり]

キャバレー「白いばら」で踊っていたダンサーさんたちの
「キャバレーローズ」。そのリーダーのジャスミンさんが、
いろんな人たちを呼んでプロデュース公演をするとのこと。
5/18の初日に行ってきました。

しかも場所は、マシェリで行った銀座ルーツ東京。
床が市松模様で、シャンデリアとかあって、いいんですよ~。

キャバレーローズのみなさんのほか、
ゲストはマジシャンのHi2(ヒッツ?)さん。
この人がむちゃくちゃ上手い。
身体能力がすごくて、パントマイム的なこととマジックを掛け合わせて、
しかも曲に合わせて、一つのパフォーマンスとして
長時間、次から次へといろんなことを見せてくれるんです。
透明なボール(野球のボールぐらい)が宙に浮いてるように見せたり。
いやー、すごいわ。
しかもスタイル良くてイケメン。

全部で40分ぐらいのショーで、
今はお酒無しだけど、本来なら美味しいごはんとお酒が頼めるお店。

ちょっとちょっと、これって私が憧れてる、
飲食しながらショーを見るお店じゃない~??

同じ演目で月2ぐらいで開催して、
3か月ごとにゲストや演目が変わる予定だそうです。
1回目見て良かったら誰かを誘えるのもいいですね。

まさに「ジャスミンさんの部屋」なんじゃないかな?
これから楽しみです。

写真ブレブレ…マジックは集中して見てて写真撮り忘れた…

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女性の身体を見上げてほしい [考察]

盆が低いと、男性に襲われたら逃げられない、という本能的恐怖を感じる、
と一つ前の記事で書きました。

それで思い出したのが、
はじめて観劇したときに一緒に行ってくれた友人がこの記事を読んで、
「女性だけでうっとりしたいと言っても、客席にいる男性は気にならないの?」
と指摘してくれたことです。

そうなんですよね…

「じゃあ、女性だけのからみ=レズは?」
いや、それは好みではないんですよー。
(木葉ちひろさんのおねえさんずラブに萌えたけど)
基本、一人だけがいいです。

結局のところ「男性に観られる女性」という固定の形から逃れられていない、
ということかなあ。
宝塚が女性だけであっても、男役、女役という固定の形を模倣しているように。
「見る/見られる」という役割を求めてしまうとか。

いや、でもさらに言うと、

私は、女性が一人でうっとりしている様子を、
男性が崇めている、
という構図が好きなのかもしれないです。

思えば子どもの頃、キューティーハニーに憧れていました。(年がバレるー)
強くて正義の味方! でありながら美人でセクシー。
すごく男性にモテるけど、まったく取り合わない。

この、モテるけど取り合わない、ってのがポイントでした。

これはつまり、男性への復讐でもあるのだろうか。

盆の位置が低いだけで、襲われたら逃げられない、という恐怖を感じるぐらい、
男性に対して不信感がある。

だからこそ、女性が高い位置にいて、
誰も手を出せないでいる状態を、見ていたい。


ポラロイド撮影も、少し高い位置に座っている踊り子さんに、
お客さんは立って、まるで成績表をもらいに行く生徒みたいに並んでる。
この上下関係による安心感。


純粋に(ってなんだ)、女性の肉体を見て、性的に興奮して、楽しんでいる、
本来のお客さんである男性からしたら、
ふざけんなって感じですよね…。


あ、でもでも、たなかときみさんの漫画『裸を見るだけで満足ですか?』に、
「エロの向こう側に女性に打ち負かされる居心地の良さがあった」とありました。

男性でもそういう感想を持つ人がいるのだな。


ふと見つけたブログのこの文章がよくわかる。

「ダンサーが服を脱ぐまで、みんな一様にニヤニヤしていても、美しい踊り子が服を脱いだ途端、全員が真剣な表情になるのがすごく良くて」
「おじさん達の方が力強い存在のように思っていたのだが、彼女たちが一糸まとわぬ姿になった瞬間に、圧倒的な力が宿って、その場を制するのが見えたのだ。一瞬だけの一体感。それが本当に気持ち良かった。」

そうそう、その力を浴びに行ってると言っても過言ではないです。
本当に素晴らしい瞬間。


でもそれは、本来的には男性が崇めることによって始まり、
今も成り立っているのかな…。

ということは、私はその上澄みを吸い取って、
復讐心を果たしつつ、勝手な幻に転化している、
非常にずるい客、というわけだな…。


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渋谷道頓堀劇場 盆の低さ [ストリップ観劇]

石原さゆみさんが出るというので、渋谷道頓堀劇場にはじめて行ってみました。

道頓堀というから大阪に本店があるのかと思っていたのですが、そうではないんですね。
道玄坂とするはずが看板を間違えたからだ、という説がwikiに載ってました。

道玄坂の、ラブホ街のふもと。
反対側のふもとの向いには東急Bunkamura。

灰皿は建物の外で、劇場は地下なので、煙は入ってきません。
(道路歩く人には迷惑なんだけども)

中は狭くて、真ん中に白く光る盆!
しかも、セリ上がるんですよ。めちゃめちゃかっこいい!
花道は50cmぐらいしかなくて、盆の周りにみっちりとお客さんが丸く取り囲んでいます。

この盆が、後述しますが、私には鬼門でした。

なお、大繁盛で立ち見でした。しかも珍しく女性は私だけ。


お目当ての石原さゆみさんは、
はじめて観劇したあとに読み込んでいたブログで推されていたのと、
最近買った雑誌?『Didion』にインタビューと、
さゆみさんが踊り子になるきっかけとなった
シンガーソングライターの文章が載っていたので、気になっていました。

それらから受けた印象通り、というか印象以上に、
軽やかで、ぴょんぴょんといろんなものを飛び越えてしまいそうな、
自由な踊り子さんでした。
小顔で、朝ドラの主人公みたいな顔で、スタイルも良くて、
不思議アイドル系とでもいうのかな?
観た演目は、DJなのかな? ラッパーなのかな? 
作り込まれたDJブースもセットされてて、かなり凝ってました。
それぞれの曲ごとに表情が違って、多分ストーリーになってるんだろうな。

これもお目当てだった宇佐美なつさん。
経歴がネットニュースで取り上げられていたし、
『イルミナ』創刊号での文章が印象的でした。(この記事で引用しました)
音楽のリズムと振りが細かく合ってて、すごく達者。
でもむしろ気に入ったのは顔や表情です。
いいところの奥様のようで、でもエロいんですよね。
三島とかやってほしいです。

トリの金魚さん、池袋ミカド劇場で観たときメチャ上手で驚愕しましたが、
今回も、もしストリップを芸術だと言い張るのであれば、
こういうのが俎上にあがるんだろうな(いい意味でですよ)、という完成度。
SMの女王様として登場して、かぶりつきの席の人たちの
肩に足を置いたり、背中に座ったり、といじりながらーの、
いつのまにか本人がMになって激しいベッドシーン。ド迫力でした。

お一人目の浅井ひなみさんは見られず。
お二人目の夢乃うさぎさんは童顔に和服がエロくて、
おじさんたちはたまらんのではないかと思いました。


…とそれなりに楽しんだのですが、
どうしてもいたたまれない感じがあって。
なんだろうなんだろうと思ってたんだけど、わかった。

盆の位置が低いからなのだ!!

下の位置だとお客さんの膝ぐらい?
セリ上がってもお客さんの胸ぐらい?

…上から襲い掛かられたら絶対に逃げられない!

そう本能的に思ってしまうのです。


今まで観た劇場はどこも、盆がお客さんの顔ぐらいでした。多分。
お客さんが見上げる様子を見るのも、私は好きです。

襲い掛かられても逃げられる
(襲う側が上がってくるひと手間がある)
という安心感でもあったんだ…!

こんなことに反応するとは、思いもしませんでした。
自分、上から襲われるような性被害を受けたことがあるんだろうか。記憶にないけど。
(痴漢被害は記憶あります)

…やっぱり、男性を怖いと思っているんだな。
そして、私はストリップに自分勝手な幻を見てるんだろうな。
とあらためて思いました。


渋谷道頓堀劇場は、歴史的に、
女性客の取り込みに積極的だったと思うし、
女性割引料金もはやくに導入した館なのではないかと推察します。
女性にオススメの劇場としてよく紹介されていると思います。
この盆もすごくきれいで、できればずっと見ていたいです。
もちろん、お客さんに狼藉者はいません。
みなさんお行儀よく観劇しています。

なのになのに、私には、ただただ「位置が低いこと」が怖く感じられた。
うーん、つらい。


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ストリップがそこまで見せる意味 [考察]

「ストリップと法」わかりやすい!
https://stg318.hatenablog.com/entry/2018/10/06/212045

私も、ストリップは公然わいせつでは無い、と思う。

公然の定義が「公然」ではないのも意味不明だし、
わいせつの定義は全く理解できない。

人身売買のような人権侵害はダメに決まってるし、
たとえば露出狂的な露出は、迷惑防止条例で取り締まればいいと思う。

ストリップは出演者も観客もOkしていて、人権侵害ではないとしたら、
一体何が問題なんだ?

さっぱりわからない。


「道徳」ってことなんだろう。
「こうあるべき」という。

いや、そんなもん、必要なくない?
強制しないでほしい。


局部を見せなければ、それでいいのか?
機械的だなあ。

局部については、たしかに、最初に観たとき
「そこまでしなくても」と思った。

でも今こうして何回か観ていると、
やはり、「そこまでする」ということで得られるカタルシスは大きい。

ダンスの研究者武藤大祐さん(@muto_daisuke)はツイートで、
十数年ぶりにストリップを見たら、以前と違って性的な表現がなく
(これも重要な証言)驚いたという。
そして、
「「隠さない」(否定を拒否する)行為として「見せる」ということをしている」
とのこと。
https://twitter.com/muto_daisuke/status/1356080229555392520?s=09

リアルタイムでこのツイートを見て、わかるわかる! と叫んでしまった。
(で、その後、武藤さんがどんどんはまっているのをウォッチしている)

この記事では、歌舞伎における「やつし」と同じだと言う。
https://note.com/review_harukani/n/n8503c55eb8c1
へえ~~。なんとなくわかる。


否定を拒否する意味で見せている踊り子さんと、
それをただただじっと見ている観客。
その状況でしか感じ取れないもの。

やっぱり、普段見せないものを見せる、からこそ、なんだよね。

だとしたら、
「普段見せないものは見せてはいけない」という「道徳」とは、
絶対に相いれない。
落としどころが無い。

だって、「普段見せないもの」という出発点は同じなんだから。


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COSTUMES by COPPELIA CIRCUS [そのほか]

ちょびっとだけクラウドファンディングに参加した、
コッペリアサーカスさんの衣装写真集!

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すばらし~~
毎晩寝る前に眺めています。

そもそも踊りもすごいのに、こんな衣装を作れるなんて。
天は二物を与えるんですねえ。

ダンサーの方たちが、実際に衣装を着てポーズを撮っています。
観たことあるのは、もちろんゆずなさん! 
そして紫ベビードールのみなさん。Maria Lunaさん。

ストリップだと黒井ひとみさん。
インタビューのときの淡いミントグリーンの服は
コッペリアさんの作品だったんですね!

そして浅葱アゲハさん、MIKAさんも。

ほかの方たちもみんな(衣装はもちろん、着ている方も)
素敵なので、どのお写真がどなたなのか、知りたいなあ~。
そして見に行きたいなあ~。

細部のアップや作り方のコツが書いてあるのも、
(自分は作れないけど)へえーって思って楽しいです。

写真も動きがあってかっこいいし、目の保養とはこのこと。

 ⇒普通に買えるようです。楽天ブックス

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広島第一劇場に行ってきました [ストリップ観劇]

完全にわかファンですが、
映画『彼女は夢で踊る』の舞台となった広島第一劇場が、
ついに今月20日をもって閉館、取り壊しになるとのことで、
一目見たくて行ってきました。(元ヅカファンなので一人遠征は慣れっこ)
(極力しゃべらない、食事はすべてホテルの部屋で、の対策で)

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広島の中心地の歓楽街のこれまた中心にある劇場です。

入って思ったのはとにかく広い!
そして、盆が二つ!
左右と舞台奥に鏡があって、舞台のはカーテンを開閉できます。
左右のは上下に2枚あって、角度が違うんです。
だから、いろんな角度の踊り子さんが観られる!
これは映画にしたくなるの、わかるわーー。

盆の照明がすごく赤いのも印象的。ピンクじゃなくて赤。
盆だけの照明になると、周りの広い空間が闇になって、
その中に真っ赤に燃える踊り子さんがいるようで、とても綺麗。

一方で、本舞台の照明はちょっと白っぽい。
空間が広いこともあって、かなりの力量がないと、
一人で空間を埋められないように思う。
埋められる力量のある踊り子さんなら、思うぞんぶんこの空間を動かしてくれる。

どこのストリップ小屋もそうなんだろうけど(増改築できないから?)、
鏡のふちはガムテで補修、
木でできた盆はかさかさで、擦れた赤いカーペット。でもちゃんと回る。

あと謎の機能で、盆の下あたりにマイクのプラグを差し込むところがあって、
高崎美佳さんはマイクで歌うたってました。
(高崎さんの、刀を使った決めポーズかっこよかった~)

入り口がいきなりじゃなくて、
ラブホの入り口みたいに、一回道路から遮断された空間になって、
そのあとドアなのね。
喫煙所はこの外の空間だったので、良かった。
(ロビーだという情報があったので、覚悟してた)
チケット売り場(?)がガラス越しとかじゃないのははじめてだった。

回のはじめに女声のアナウンスがあるんだけど、
「エレガントでエキセントリックなパッションステージをお楽しみください」
って…、バブルの頃の語彙だなあ。
「タッチショー以外ではお手を触れないでください」とも言っていて、
その頃まではタッチショーがあったことがわかる。

踊り子さん一人ずつを紹介するアナウンスでは、
「○○嬢」って言ってた。

ポラロイド撮影の途中で衣装を脱ぐと客席から拍手が起こるのが面白い。
照明さんの間違い(その順番じゃないのに幕しめちゃったり)に、
客席がみんなで「違うよー」って言ったりしてて、とてもアットホーム。

トリは水元ゆうなさん。
前観たときも思ったけど、ヅカファン的には美弥るりかだよね。
そして、やっぱり上手いんだなあ。
チャイナっぽい設定で(周年作らしい)、カンフー場面もあるんだけど、
指先とか目線とか、とても丁寧なの。見てると、うっとりする~~。
スタイルや顔も超好み。

お目当ての浅葱アゲハさん。
ストリップの空中演目の第一人者?
2017年の初観劇のあと、たなかときみさんの記事を読みまくって
(初心者向けの記事は、今は本になったので見られない。その本も在庫切れ。読みたいなあ)
そこで紹介されていて気になっていたし、
同人誌『私たちのアツいストリップ活動』でも、
アゲハさんにあこがれているというMIKAさんのインタビューなどで言及されていました。

観れたのは「ひなげし」という演目。
レ・ミゼラブルのエポニーヌがアンジョルラスになって、
最後は胸にさしていたひなぎくを盆に置いて、
…って何言ってんだか意味不明ですが、
困難な中で戦って、自由や平和を求める、というストーリーだと思います。
白い布の空中くるくるは、盆の上では機構上できなくて、本舞台でやるのですが、
さっきも書いた通り本舞台は少し遠いし、照明が白っぽいしで、
白けてしまいそうなのに、全然そんなことはなくて、ものすごい迫力に感じました。
全体の構成も、エアリエルの技術も、そして訴えかけてくる力がすごいのです。

普遍的な意味での自由や平和。
…広島で、ですよ!!

翌日は路面電車(じつは路面電車好き)に乗りまくって、
被ばくした橋などを見て回ったのですが、
かなりの都会である広島、の中に、普通にそういうものがある。
きっとここに住んでいる人たちは、おじいちゃんおばあちゃん近所の人の話、
日常の中に、いろんなものが蓄積されていているんだろうなあ、と。

ちょうど道端にひなげしが咲いている季節なので、
アゲハさんの演目を思いながら帰ってきました。


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こんな素敵な空間が無くなってしまうなんて、本当にもったいない…!!


(そして、PCR検査をいろんなところで無料でやってて超うらやましかった…それが当たり前だよねえ?)

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ストリップの摘発 シアター上野の続報 [ストリップの過去や読んだもの]

シアター上野の摘発について、
実際にその場にいた方の報告があった。ありがたい。
https://note.com/rs200red/n/n31e2693727d9

過去のことについても書いてある。
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聞けばストリップ劇場の摘発は2013年1月のTSミュージック以来8年ぶりのこと。 気になったので、「@劇ジェロNOW」の「STRIP MEMORIAL 1999~」からストリップ劇場の摘発事案を抜き出してみました。ここにはストリップ業界の出来事が現在から1999年まで順を追って記載されています。
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2007年以前は入管法、売春防止法、などが適用されるケースがあったようです。さらにそれ以前には職安法や児童福祉法が適用されていたことを見ると、最近はかなりクリーン?な業界にはなってきているように思えます。
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そんなツールがあるとは全く知らず。
自分、典型的な「にわか」だなあ~(苦笑)。
(クリーンになってきたという大筋は新聞検索の結果と合ってたけども)

(なお、前回の記事で2014年に祇園で摘発があったと書いたのは、
ストリップ劇場ではなく、ラウンジでストリップをした事件でした。)

シアター上野の件に戻ると、

宣伝を歓楽街以外のところでもしていたというツイートがあって、
https://twitter.com/keizkey/status/1383388872311115780
報道の「2年前、近所の人から苦情があった」というのはそれについてなのだろうか?

でも、摘発はオープンショーの瞬間だったわけで、
あ、やっぱりそれがダメなんだ…。
きっかけは近所の苦情かもしれないけど。
容疑自体は昔と変わらないんだ。

捜査員が「ストリップは本意ではない女性たちが仕方なく裸を見せているもの」
と言った、という報告もあった。
https://www.news-postseven.com/archives/20210429_1655607.html/2
考え方も昔と変わらないんだ。

今の実態はそうだろうか??? とても違和感がある。
わたし的には、不機嫌なオッサンをチヤホヤしなければならないホステスさんのほうが、
嫌々なのではないかと感じる。。。
(主観です、100%主観です)




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