SSブログ

All that barlesque (御苑ROSSO 12/10) [キャバレーつながり]

コッペリアサーカスさんが出演されるので観に行きました。

御苑ROSSOは、猫がいることで有名な
新宿の喫茶店ティーカッツエのビルの地下にあり、
バーでもありイベントスペースでもある、というお店です。
立ち見を入れても最大50名ぐらいかな? 
ステージから中央に花道がのびていて、
その両脇には一段下がって4人がけのテーブルが左右3つずつぐらい。
これってまさに、昔の芝居小屋の桟敷席!
後ろのほうは高い椅子があって全体が見渡せます。
横にバースペース。
後ろの椅子のセンターで観ました。
(ちなみに、喫煙スペースは入り口出たところなので入り出に注意)

あまり調べずに行ったんですが、
昨年クリフサイドで見たレッドライトバーレスクに出演されていた、
Naspyさんが主宰なんですね。
Haasyさんという男性と二人で司会も。
出演者はNaspyさんが出てほしい人にオファーしているそうで、
コロナでオンラインがあったりしつつ、今回は4度めだそうです。
Naspyさんはバーレスク界のオーガナイザーなんですね~。

出演者は全部で7組。バーレスクデビューという方もいました。

コッペさんはトリでした。
紺色のキラキラのお人形さんみたいな、でも背中はセクシーにあいている、
きゃーわいいお衣装で、袖にはふわっふわの薄紫の羽根、
首回りにも薄紫の羽根はおってたかな?
これをだんだんと脱いでいく、スカート部分をふぁさ~っと回したり。
なんと贅沢!
曲も、私が大好きな曲ばかり、楽しい~~~
キラキラでかわいくてゴージャスでセクシーで、
ちょっとだけ毒があって、でもカラフルで甘~い。
いやもう別格です。
ビターズエンドクラブのように間近で見るのもドキドキウハウハですが、
今回のように、少し広めのステージで、遠くから、しかもセンターで観ると、
ショーとしてどれだけ緻密に魅力的に作られているか、よくわかりました。

コッペさん以外で印象に残ったのは、
Rice Dian Soleさん!
小柄で、食い倒れ人形みたいな紅白柄のスカートで、
何やら昭和な香りが……? と思っていると、
なんとまあ、小さな体に、ごっついテンションで、ガンガンに踊りまくる!
全体として、昔の日本のレトロな雰囲気(うう、語彙)ではあるんだけど、
動きというかテンションはものすごいスピードと熱量で、大興奮!
いや~、楽しかった。また絶対観たい。

SNSで見かけていた、ミラスワロウテイルさん、
すらっとした身体で、体操選手みたいにきれいな動き。
華やかなレビュー衣装も、満足感。

アコーディオンにあわせてポールダンスをするGONGONさん、
しゅっとした美貌になっがい手足がポールにからまる~、浮く~、うつくし~
なんとアコーディオンの方とは初顔合わせでNaspyさんのプロデュースだとか。
いいですねえ。
ちなみにアコーディオンの方は男性。

Naspyさんはトレンチコートを脱ぐと赤いダルマ
(ダルマってヅカファンしか言わないんかな)
この方、どこか舶来の香りがしますね。
チップタイムもセクシーで良かった。

チップタイム曲っていうのが踊り子さんそれぞれにあるのかな?
なんか、ストリップのオープンショーみたい!
楽しくてノリノリの曲で、お客さん一人一人と目を交わしていくの。

つくづく思うけど、ショーパブもストリップもバーレスクも、
「踊り」と「接待」が一緒になってるんですよね。
チップタイムも接待の一種。その後のトークタイムはもちろん接待。
ストリップの場合はポラロイドがそうだけど、オープンショーもちょっとそう。

でも、バーレスクは、舞台上に男性もいるし、
何より観客に女性が多い(同業者も多いだろうけど)。
男女問わずに、ともに肉体をリスペクトし、愛でている(というていになっている)。
そのことにすごく安心感があるし、楽しい。
休憩時間には、ディスコタイムって言うんですか、
お客さんも一緒にステージにあがって好きに踊る時間があって、
(多分、同業者の方も?)それも一体感がありました。

ストリップの「求道!」みたいなストイックなのも好きだけど、
バーレスクの、あっけらかんとした解放感も好きです。

IMG20221210212603.jpg


※ここでいうバーレスクは、ニューバーレスクってやつだと思います。多分。
バーレスクという単語自体、いろんな意味があって、
戦前の文献だと、ボードビル、寄席、軽演劇の意味で使ってたりもする。
映画「バーレスク」だと、単に女性がセクシーな踊りを見せる場所?
でもここでは、50年代にアメリカで流行したのを、90年代に復興したもののことで、
全裸にまではならないけど、ペイスティというキラキラを乳首につけて、
下もキラキラのパンツはいて、そこまでの脱ぎを見せる、
楽しくて明るいもの。で合ってますかね?
(寄席的なものもやっぱり含むのかな?)
リタ・ゴールディさんのブログに詳しい解説があります。
私が初めて見たのは、このイベントでの紫ベビードールでした~(つまり超初心者)

nice!(0)  コメント(0) 

銀の宝石達(11/26)ショーパブとは [キャバレーつながり]

グランドキャバレー白いばらのレビューダンサーだったジャスミンさん、
白いばらが閉店して以降、当時の仲間たちと立ち上げたキャバレーローズや、
ゲストをよんでのローズプラスとして活動しておられましたが、
1年ほど前から、銀座7丁目の「銀の宝石達」という、
ショーパブ?の座長になられました。

「銀の宝石達」、いつか行こう行こうと思っていましたが、
結局、ジャスミンさんのバースデーイベントで初めて足を踏み入れましたー。

すごく小さいスペースなんですが、かなりの高低差があって、
赤坂レッドシアターみたいな? でも大きさは1/6ぐらい?(多分、通じない~)
客席はちょうど20かな。
ステージのすぐ前が一段下がっていて、そこから3段ぐらいの段差がついて、
真ん中を通路にして、テーブル席があります。
一段下がっているのは、ちょっとまさご座みたい?(絶対、通じない~)

なので、とても見やすいし、一段下がっているところがいかにもセンターっぽいし、
緞帳もあるし、ミラーボールもあるし、
照明がすごくいろんなことができてドラマチック。
エアリアルショーもできるそうです。
ひとつ贅沢を言うなら、プロセニアムアーチがほしいなあ。まさご座みたいに。

ショータイムは18時からと21時からの入れ替え制で(普段は違う時間だそうです)、
あいさつ抜きで45分ぐらいかな。
数か月で内容は変わるそうですが、
この日はイベントなので限定の内容もあり。
定休は日曜だけで、20人ぐらいのダンサーさんがいて、交代で出演。
舞台上には最大6人ぐらい乗ってます。ぶつからないのすごい!

レビューっぽい踊りもあれば、激しいっぽいのもあり、某歌劇団ぽいのもあり。

IMG20221129184302.jpg
ところで、私が気にしていたのは、煙草くさくないかどうか。
→全然OK。むしろ、多分、禁煙でした。

あともう一つ気になっていたのは、HPを見ると、
ダンサーさんに男性がいること。
ジャスミンさんは男役なので、男性との絡みは、
世界観が壊れてしまうのでは?
(退団後の元男役が男役スタイルで男性と共演するときのアレ…
っていうか紫吹さんだけかしら(苦笑))

そしたらなんと、(今日登場した方だけかもしれませんが)オネエさんでした!
もちろんダンスは筋肉をいかしてダイナミックなんですが、
とにかくキュート! メンバー紹介がお上手!
これなら全く世界観が壊れません。


男役のジャスミンさんが座長で、司会はオネエさん、
そしてきれいな女性ダンサーがわんさか。
この組み合わせは要するに…

ショーパブってそういうものなんだなーーと、もちろん想像していたけど、
すごく実感しました。

つまり、おじさんが女性ダンサーさんをめでて、
ショーのあとにお話しを楽しむ、そこまで込みなんですね!!

もちろん、女性客もいるし我々も全然OKだったのですが、
圧倒的におじさんがメイン客。
男性ダンサーがいたら、おじさんからしたら嫉妬しちゃうもんね。

踊りも、「幻惑されて言葉が出ない…観客も息切れ…」
というようなタイプではなく、
上手ー、かわいいー、きれいー、素敵ー、かっこいいー、と感想を言いやすい。

あの場面でこれをしていたあの子は、お話するとこんななんだ~、と
想像通りだったり意外性があったり、すごく楽しい。
我々のような謎のおばさんにも話しかけてくれるダンサーさんたちに感謝感謝。

…ストリップのポラロイドの人気度は、
踊り子さんの話しやすさと関連しているのではないか
と思っているんだけど(この記事)、それと同じ。
軽い楽しいコミュニケーションを楽しむ。真の意味での「接客業」。
フロアで着る服(「フロア着」と言うらしい)もまた「衣装」。
踊りは好きだけど接客は好きじゃない、みたいな人は大変だろうなあ。


ちなみに、グランドキャバレーだと(「白いばら」しか知りませんが)、
ホステスさんとダンサーさんは別で、
生バンドがいて、シンガーさんもまた別にいて、
昔だったら旅回りの芸人さんとかも来て、
なので、接客とパフォーマンスがショーパブほどイコールではなかった模様。

なお、女性がおじさんを接客する店には激しい抵抗感があるのですが、
銀の宝石たちは、おじさんたちがふんぞり返っているなんてことはなくて、
居心地はまったく悪くなかったです。
規模が小さくて、お客さんが厳選されているのかな。


nice!(0)  コメント(0) 

浅草ロック座「夢音」(11/5)

dream onという言うらしい。
(浅草ロック座のこういうネーミングに、
「夜露死苦」的なものを思い出すのだが…)

うれあさんは1景。
プロムのクイーンに選ばれた女の子が、ピンクの毛皮でゴージャスな人生を…??
元ネタがあるらしいですが、 ちょっと岡崎京子の「PINK」を思い出しました。

水戸かなさんの3景、60年代フレンチポップスという感じで、
すごくシュールでかっこいい! 
パリのキャバレーってこういう感じでしょ? でしょでしょ?
こういうのをもっと観たい!!!

虹歩さんが浅草に出てるのがうれしい。
「ラヴィアンローズ」でおフランスな感じで、スカーフにトレンチコート。
既婚者設定で切ないの。

Allyさんの景は、幼友達と(戦争で?)離れ離れになってしまって、
それを懐かしむ、かなり切ないもの。
(「あやとり」って日本だけかな?)

虹歩さんも、Allyさんも、がんがんに踊れる人が、
あえてゆっくりめのナンバーを踊っているのが、心憎い。

早乙女らぶさんが、前見たときは揺れてるだけでかわいいって感じだったのが、
ちょっと高度なことをやってて、
おおお、成長を見守るって、ヅカファン時代によくあった、
あれですか! と震えた。

うれあさんの6周年イベントがありました。
南まゆさんとのユニットMAYUREA。
虎の被り物でガオーと登場して桜吹雪を散らしたりするんですが、
二人でポーズを切るのが、楽しい楽しい。


nice!(0)  コメント(0) 

横浜ショートストーリー(10/30 クリフサイド) [キャバレーつながり]

https://ukiyohotel.net/yokohama-short-stories/

クリフサイドで、横浜をテーマにしたオリジナルの短編ミュージカル5篇を上演する、
コッペリアサーカスさんが衣装を担当する! とのことで行ってきました。

単におしゃれっぽく作ってあるだけだったりして、と思ってましたが、
すみません、
どれも良かったーー!

戦後すぐの野球選手と、崎陽軒の売り子(シウマイガール)の恋。
食べるために好きでもない野球をしている青年、
朝鮮戦争で兵隊に取られるのではないかと心配する恋人。

マッカーサーが泊まるホテルニューグランドの支配人と若い従業員。
仕事をきちんと果たそうという使命感と、
でも自分の家族は米軍の空襲で死んだのだという怒りと。

元町公園の下あたりに谷崎がやってた映画会社があったんだけど、
谷崎の性癖について、女性3人が歌いながらケチョンケチョンにくさす歌、
いいわ~。文豪とか言って、結局セクハラやん! キモ! 
ちゃんと今の感覚で書かれてる。

暗部に触れながら、でも希望が感じられるお話ばかり。
みなさん歌も演技もダンスも上手!
音楽もどれも良かったし、
横浜人としては、刺さるお話ばかりでした。

コッペさんの衣装は50年代の型紙から作ったんですって。
そうか、古着でなく新しく作るとこんななのか。かわいい!
もんぺからの引き抜きも、びっくりしたーーー。
(スーツは老舗スーツ屋さんの制作だそうでそれも素敵)

もらった薔薇とともに。

IMG20221030185557.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

『一条さゆりの真実―虚実のはざまを生きた女』 [ストリップの過去や読んだもの]

『一条さゆりの真実―虚実のはざまを生きた女』加藤詩子 2001年

「落ちぶれた」伝説のストリッパー一条さゆりを最後に看取った人が書いた本。
これはすごい…

一条さゆりという人自体が、複雑で、正直めちゃくちゃ面倒くさくて、
とにかく受け身で、相手に気に入られようとして自然に嘘をついてしまう人である、
ということに驚いた。
なんと、裁判で話していることすらも嘘ばかりなのだ!

観客を「自分はこの踊り子さんに愛されている」と思わせるぐらい、
すごい芸であったときく。
そのためには、こんな生い立ちとこんなメンタルでないといけないんだろうか。
陳腐な表現だが、業が深い。

そして、聞き手の努力と能力にも驚く。
こんな面倒くさい人にしっかりつきあって、時に放り出したくもなりつつ、
最後まで看取り、生い立ちを調べていくのだ。
大嘘をつかれていたと明らかになっても!

次から次へと嘘がわかって驚愕しつつも、
でもそれを必死に組み立てなおしていく。
そこで立ち上がってくる、「一条さゆりの真実」。

作者はこのあと、トラウマ治療の専門家になったというのだから、
もともと才能があったのだろう。
一条さゆりに出会って天職を見つけた、と言えなくもない。

最初っからすごい話の連続なんだけど、
最後まで、どんでん返しだらけ。

分厚い本だけど全く飽きさせない。
2021年5月に広島第一劇場に行く新幹線の行き帰りで読破しました。

ちなみに、この本の中で唯一自分に番近いと思うのは、
一条さゆりは女性の性を解放してくれている、と思いこんで、
裁判支援に登場するフェミ系の女性です。
こういう、ある種「勘違い」する人は、昔からいたんだなあ。


歴史の証言としては…

本番生板ショー全盛の前で、オープンすること自体が特別視されていた時、
オープンして、ろうそく垂らしたり、牛乳か何かを仕込んでおくことで人気に。
客が夢中になり、警察は摘発し、裁判になったけど、
裁判の途中でどんどん本番生板ショーが普及してしまい、
何が罪なのかよくわからなくなっていったという…。

でも、そうした芸をする前はバックダンサーとして踊っていた時代もあって、
(ソロ以外の出し物があったんですね)
むしろその時代のほうが彼女本人としては楽しかったのではないか。。

あと、裁判まではすごく持ち上げておきながら、落ちぶれたあとは全然、
っていう人たちがね…たくさんいたのも、けっこうつらかった。



nice!(0)  コメント(0) 

ストリップの青春とは?『僕のストリップフラフィティ』 [ストリップの過去や読んだもの]

『僕のストリップフラフィティ』石川誠 1995年

IMG20230312155143.jpg

ストリップ関係の本はたくさん読んでいて、
感想を載せたいのがたまっているんだけど、
これは最初に載せずにはいられないぐらい、ちょっと衝撃だった。

正直、ドン引きーーー
な本です。

でも、なんでドン引きなのかを考えると、けっこう難しい。

1959年生まれの男性が、
高校2年生のとき(つまり1975年ぐらい)に本番生板初体験。
その後しばらくブランクがありつつも、
1990年頃まで本番生板を楽しく享受。

…するだけでなく、舞台上で外国人の踊り子さんをナンパして、
その後、肉体関係を主とした短期間の恋愛を次々と楽しむ、という経験談。

そんなことが可能だったんかーー。

ある時期から、劇場の目が厳しくなったり、
踊り子さんがお金を要求してくるようになったそうだ。
それは容易に想像できるけど、
逆にそれまでは、劇場が黙認していたというのも、
踊り子さんが自主的にノーギャラで客と楽しく会っていたというのも、
予想外。

はじめてのとき(1975年ぐらい)は、本番生板自体はあったけど、
参加する人が少なく、みんな尻込みしていたとのこと。
しかし、2年後にはじゃんけんして争奪戦になっていたとのこと。
一日何回も参加する人もいたり。
こうした証言は貴重ではある。

全体的にすごく軽くて読みやすく、楽しい青春の思い出、という読後感。
表紙にも、バブル期のわたせせいぞうのような絵が描いてある。

それが逆に、引く。

とにかく外国人女性とやりたい。できれば金髪。
アメリカ人がいいけど、無理っぽい。
ていうかどこの国の人かよくわかってないけど、いいや。
より多くの女性とやりたい。

その発想自体が、自分の価値観とは相いれないー。

でもそういうお客さんがたくさんいたから、繁盛していたんだよね…。

騙されて日本に来た女性たちが気の毒だとは思わないのかな。
腹をくくって仕事をしているのだから、
お金を落としてあげたほうがいい、っていうのはわかるけど。
数千円でできる風俗なんてほかにない、って言うけど、
それだけ踊り子さんに行くギャラが少ないってことだよ???

踊り子さんがこの人とつきあっていたのは、
雇い主からやらされる仕事ではなく、
自分で選んですることだから、楽しかったんだろうな、とは思う。
この人はスペイン語を勉強したりして、仲良くなろうとはしているから、
舞台上よりも心のある人間関係が築けたんだろう。

にしても、今我々が観ているものとは、全然、違うのだなあ。。。

今、踊りながら丸出しにして「見せている」ことと、
「本番をやらせる」ことと、
どう違うかって言われると、なんだろうな。
リスペクトがあるかどうか、だろうか。
いや、でも、そんなんわからないよな。
リスペクトをもって本番やってた人は少ないかもしれないけど、
今だってリスペクト無しで見ている人はいるだろう。

でも、「その仕事と別の仕事(好きなのを選べる)と、どっちがいいですか」って聞いたら、
本番生板の踊り子さんは別の仕事を選んで、
今の踊り子さんは踊り子を選ぶんじゃないかな。

今の踊り子さんは、インタビューなどを読んでも、
好きでやっている、という方が多い。(それ自体、私の幻想なのかもしれないが)

自分も、ダンスがうまくて若ければ、そして体力があれば、
今の踊り子になら、なりたい気もするけど(ほんとか、おい(笑))、
本番生板は、無理だな。
なんでだろうな。

誰かに自分の体内を預けるっていうのは、
相当な危険を覚悟することだからかなあ???
ましてや大勢に見られながらっていうのはもっと怖い。

全然関係ないかもしれないけど、
飼っている猫の、雄猫のそれは外についてて、
時々舐めた拍子ににょきっとなるのを微笑ましく見てるけど、
雌猫のそれは普段は見えなくて、
皮膚炎の薬を塗ろうとして毛をかき分けているときとかに、
偶然そこを開いてしまうと、「わああっ、こんなところに!」て思う。
やっぱり体の「外」と「中」の違いは感覚的に大きい気がする。

生板をしていた踊り子さんを貶めたいわけじゃない。
多分、トーク技術とかも必要で、ただやらせるわけじゃない、
いろんな芸が必要だったんだと思う。
でも、本心から志願してやる人はほとんどいなかったんじゃないか。
だから、それを「楽しいなっ」「青春!」と能天気に享受することには、
かーなーり抵抗を感じる。

戦前とか戦後すぐぐらいの風俗関係のガイド本とか読んでると、
ドン引きしつつも「昔のことだしな」と思えるんだけど、
1975年はすでに自分が生まれているだけに、けっこう衝撃でした。


nice!(0)  コメント(0) 

ポラロイド人気考 [ストリップ観劇]

ポラロイド撮影の列が長いのはどういう踊り子さんなんだろうか。
法則性はあるんだろうか。
上手い人? 若い人? すごく美人?
ずっと気になって観察しているんだけど、
必ずしも、上手いとか若いとかだけでは測れないように見受けられる。

少なくとも、対応が気さくで、ちゃっちゃかしてる人は、
話しやすいんだろうな、と思う。
飲み屋のノリのいいお姉さんと、
ちょっと一杯…で、お話もした、楽しかったな。 ってのと同じで、
踊りを見て…で、お話もした、楽しかったな。ってなるのかな。

浅草ロック座にはバーがあって、踊り子さんが日替わりで出ていて、
飲み物買ってちょっとお話できると、私もすごくうれしい。
そういう芸能なんだろうなあ。

ハードなスケジュールな上に、
踊り以外のお客さんとのちょっとしたコミュニケーションも求められる、
大変なお仕事だ。

宝塚の場合、ファンの多さは、
もちろん、露出の多さ、うまさ、綺麗さ、いろいろ要素があると思うけど、
やはり、ファンサービスがいいっていうのはあるかも。
応援し甲斐があるというか。
でも一方で、まったく塩対応の人にものすごい人気が集まったりもするんですよねえ。
宝塚だと、「崇拝」「盲従」のノリがあるから、
冷たくされればされるほど、盛り上がっちゃう人もいるのかもしれなくて、
それはストリップではあまり無いのではないかと想像。



nice!(0)  コメント(0) 

2022年夏から秋に見て印象に残っている踊り子さん [ストリップ観劇]

(9/9 渋谷道頓堀劇場) 
浅葱アゲハさんの周年作テンペスト。
シェイクスピアのそのものじゃなくて、
映画で女性がプロスペローをやったバージョンが元なんですね。
(ってゆうても私の中のテンペストは宝塚の湖月わたる主演のやつなんですが)
恨みと許しがテーマなのかな。
カタルシスとまではいかなくて、まだまだわだかまりがあるような、
それがずっと気になり続けるような。

蟹江りんさんが良かった。
この方のベッドは、桜庭うれあさんを彷彿とさせる、
スピーディで、すごくうっとり!!
ある程度ボリュームありつつ、手足長いスタイルも見ごたえある。
それにお肌が綺麗。また観たい!

葵マコさんは、いきなり全裸から、だんだん着ていくパターン。
黙々と踊っているんだけど、すごい集中力を感じる。
ちょっと何か(宗教的な?)イっちゃってるような。

(9/10 横浜ロック座)
ちょっと遅れて着いたら、うれあさんのoresamaという演目の2曲目だった!
ちょうどピンクの羽根扇を持って登場したところ。
うわーお。
扉をあけて中に入ったら、ピンクのキラキラした世界だあああ~~
ピンクの照明に照らされるうれあさんはやっぱりかわいいし、上手いし、とにかくもう。
明るい曲調で、テンポよく、次々とポーズが繰り出されるのが本当に楽しい。

あらきまいさん、大昔の清楚系アイドルっぽくて、
それが脱いでること自体にドキドキする。
ちょっと昔のストリップってこんな感じだろうか?  
と思った。

ゆきなさん、がんがんに踊る人というイメージだったけど、
白いウェディングドレスみたいな衣装で、意外。
でももちろん、鍛え上げられた動き!
すごい筋肉と、ほんわかなビジュアルと、
ポラロイドのときの楽しそうな話し方と。かなりギャップ萌え?

(9/24 新宿ニューアート)
桜庭うれあさんの「よだかの星」を見たかったが、見れず。
前に見た「ぽんぽこ」を見た。かわいいから満足ー。
やはりこの方は、「芝居」をしているのだな。

上野綾さんがすごい身体能力で、
しかも、サイリウムの棒を出し入れするのに驚いた。
出し入れしながらポーズ決めたり回転するの。どどどうなってるの。
初観劇ぽい若い男子二人がドギマギしていた。

椎奈アリスさんは童顔でかわいかった。

(10/16 川崎ロック座)
あすかみみさんのゾンビナイト。
客席から登場して、お客さんをいじりながら舞台にのぼる。
すごいテンションでみんなを巻き込んでくれて、たーのーしーー!
自分の腸で縄跳びするとか、ぶっ飛んでる一方で、
ゴスファッションがセンス良くて、これは女子が大好きなやつじゃん。

みおり舞さん、カルメン。
本格的なフラメンコでガンガンに足を踏み鳴らすし、
次は闘牛士の役で、赤い布をバッサバッサ、美しい~~
ほんっとにすごいダンスを見せてもらえるお人だ。
しかも、あんなに動いて、あんなにびしっと決まってるのに、
まったく息があがっていないという…驚愕。

そして、友坂麗さんの良さがやっとわかった!
じつは、2017年7月結の初観劇で、観てるんですが、
全然わからなかったんですよ。。。
今、すごさがわかったのは、自分がレベルアップしたということにほかならない。
今回見たのは中国風の衣装で、なんだろう、修行僧みたいな…?
ゆったり動くんだけど、まったく切れ目がなく、
目線だけが動いていたり、ほんの少し指だけ動いていたり、
それで観客は動けなくなる。
なんなの? 魔法なの??

nice!(0)  コメント(0) 

浅草ロック座「祭音」(2022/7/4) [ストリップ観劇]

zaionと読むらしい。
激しめの曲が多い感じで、自分好みではなかったんだけども、思い出し。

桜庭うれあさんは、映画「トップガン」のイメージで、
ショートカットに軍服風の衣装。
(米軍をかっこよく描くというだけで自分はアウトなんだけど…映画も見てない)
でも、飛行機が飛ぶ音ではっと空を見る動作とか、風で髪がなびく動作とか、
うれあさんの芝居心が感じられたのは良かった。

あと鈴香音色さんの羽根扇が、ご本人の陽気なゴージャスさとあいまって、
ファービュラスでラグジュアリー。
ジョセフィン・ベイカー的なのをやると似合うのでは??

ベテランの沙羅さんも出てて、周年ということで、映像が流れてました。
「ストリップの教科書」と言われていて、
え、宝塚の轟悠みたいな扱いなのか!! と興味深い。
芸事の世界だから、似てるんでしょうね。

あ、あと、うれあさんと南まゆさんのユニット
「MAYUREA」のイベントがあったのでした。
(Uはウムラウト)
去年の周年DVDで二人で絡んでて良かったから結成したのかな。
サイバーパンク? なの? ピンクでサイバーなテイストで、
ギターぎゅんぎゅんに弾いたりしてました。
ちょっと私好みの曲ではないけど、見た目が素晴らしいので満足です。
ショッキングピンクとシルバーの衣装で、古い発想だけど「戦隊もの」みたいなんです。
キラキラのペイスティがはずれて、客席に投げてました。ほぉ~。


nice!(0)  コメント(0) 

夏のパパロッツ [キャバレーつながり]

(今更ですみません、半年ためてた下書きをアップしていきます…)

宮本すずよさんとコッペリアサーカスさんのコーラスデュオ、
7/5に始動してから、一気にいろんな出演がありました。
7/26、ルーツ東京で、rose+に登場。 
すずよさんの後ろで、ジャスミンさんやエリーちゃんが踊ったり、
シンガーとダンサーががっつり組み合っているのって、本当に楽しい!!

IMG20220726214712.jpg

禁酒法時代をイメージしたバーBitters end clubにも出演されたのでした。
あの密着しそうな空間で、間近で、二人の息が合うのを観る&聴くのは至福!
(Bitters end clubは秋からバー営業をメインにしたそうで、
お酒がほとんど飲めない私にはさみしいお知らせなんだけども…)

Screenshot_2023-01-09-16-31-59-50_99c04817c0de5652397fc8b56c3b3817.jpg

9/9には、7/5の再演!
いやー、驚いたことに、ほぼ同じ内容なんだけど、
むちゃくちゃレベルアップしていたんですよ。
短時間で、忙しいのに、すんごいお稽古してるんだなあ、と。
CDにしていただきたい!!


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。