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はじめての池袋ミカド劇場 生命力の萌芽 [ストリップ観劇]

ネットで読んだ黒井ひとみさんの記事がとても良かったので、
2020年12月中旬、はじめて、ロック座系列以外の劇場へ。

歓楽街のはじまりにあるので、川崎ロック座よりも、むしろ入りやすいかも。
入り口に灰皿があるけど、この日は吸う人がいなくて大丈夫でした。

中はすごく狭くて、というか横長で、
本舞台も狭くて、その上についてる飾りが、
まるで旅館の宴会場!
それだけアットホーム。

写真撮影の際のこれこれは禁止です、とアナウンスが流れるんだけど、
いや、みんなしてやってますが…、という謎な展開。
その中で、唯一、アナウンス通り誰もしていなかったのが「パンツ持参」。
え? え? パンツ持参??

そうそう、おひねりを渡してました。
ロック座系列では見たことなかった。

お目当ての黒井ひとみさん、
まるでお芝居でした!

周年記念の作品だそうで、なんとチンドン屋の恰好で客席から登場。
盛り上がって盛り上がって、
突然の悲しい事件…
本当にお芝居仕立てで、面白い! 
テンポもよく、次どうなるんだろう、と引き込まれます。

悲しい情景では、それこそ自分で自分を慰める的な表現があり、
お、これは昔ながらのストリップの表現だろうか? と思いつつ、
前向きなエンディングに向けた振りでは、
例の足をあげる決めポーズが次々繰り出されるのです。

あ、そうなんだ、
あの決めポーズっていうのは、性的な興奮を表現するだけではないんだ!
前向きな、生きる力みたいなものなんだ!

性的な何かももちろん生命なんだけど、
本当に生命力の「萌芽」の象徴として使われていて、目からうろこでした。

オープンショーでは客席一人一人の目を見てくれて、
いや、これ、局部のオープンではなく、心のオープンショーなんですね。

スターさんで、客席一人一人に「愛」を飛ばして、
劇場を「愛」でいっぱいにしてくれる人がいるけど、
黒井さんには、そういう器の大きさを感じました。


そして、金魚さん。
この方、コンテンポラリーダンスの大会に出たら優勝するんじゃないか、
いや、むしろ、白塗りの暗黒舞踏集団にいたでしょ? というタイプの踊り。
なぜこの小さなストリップ小屋で、
私はこんなすごいコンテンポラリーを見ているんだろうか…。

葉っぱをつけた踊りから、枯れ葉になり、
白い布をかぶって、つまり雪に埋もれて…という四季を描いた作品。
この衣装もすごく凝ってるし、自然に切り替わるんです。

で、白い布から、ぱっとピンク色の花びらになるの!
そこでも決めポーズが繰り出されるの!
ああ、やっぱりここでも生命力の「萌芽」としての表現なんだ!

ほんと、ストリップ、奥深すぎます。


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